2018.06.29 08:38

「本山さくら」最後のよさこい 高知県本山町から40年の歴史

伸び伸びと練習する「本山さくら」の踊り子(本山町の吉野小体育館)
伸び伸びと練習する「本山さくら」の踊り子(本山町の吉野小体育館)
スタッフ、踊り子不足
 結成40年目を迎えた高知県長岡郡本山町のよさこいチーム「本山さくら」が今年夏のよさこい祭り出場を最後に活動を休止する。播磨屋橋をあしらった地方車で知られる古参チームだが、近年はスタッフや踊り子不足に悩まされていた。今年の踊り子はまだ20人ほど。最後の夏に向け、踊り子を追加募集している。
 
 「本山さくら」は1979年に本山町の有志で「町を元気づけよう」と結成。郡部から参加する県内チームとして最も古い歴史を誇る。代名詞になっている地方車の播磨屋橋は2008年に地元工務店が腕を振るい、製作したのが始まり。以来、播磨屋橋以外の装飾にも趣向を凝らし、地方車奨励賞を7度受賞している。
 
 踊りは正調を基本とし、音楽は毎年自作。選挙のある年にはポスターの看板設置のアルバイトを町から請け負い、運営費用に充てている。近年は高校進学や就職で町を離れる若者が多く、踊り子とスタッフが徐々に減少し、世代交代が難しくなっていた。
 
 副代表の中野直樹さん(30)は「自分らの代で終わらせたくないとやってきたが、(スタッフ不足で)練習のやりくりも苦しくなっていた」と話す。
 
 2008年には120人いた踊り子も近年は50~60人に。今年はさらに少なく、現在20人ほどしか集まっていないため、今月半ばにスタッフで話し合い、活動にひと区切り付けることになった。
 
 「40年の集大成にしよう」と、11日から始まった練習は例年以上に熱がこもる。週4日、本山町吉野の吉野小学校体育館で「本山さくらはー」「夏に咲くー」という掛け合いに続き、踊り子が元気いっぱい鳴子の音を響かせている。
 
 チームは踊り子を追加募集中。年齢、性別は問わない。参加費は一般2万5千円、中高生は1万8千円、小学生は1万5千円。問い合わせと申し込みは本山町プラチナセンター(0887・76・2084)へ。(森本敦士)

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カテゴリー: 文化・芸能よさこい祭り文化嶺北


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