2018.06.29 08:38

大量遡上だったのに・・・高知・物部川のアユ消えた 3月から66%減

流れ落ちるアユ(3月28日、香美市土佐山田町=物部川漁協提供)
流れ落ちるアユ(3月28日、香美市土佐山田町=物部川漁協提供)
堰で足止め、濁りでストレス
 大量遡上の天然アユはどこへ―? 例年を上回る若アユが高知県内河川を上った今季、香美市などを流れる物部川では、いったん上ったアユの多くが姿を消し、関係者を落胆させている。3月の調査で前年の30倍を超える約218万匹が生息するとみられたものの、6月上旬にはその7割近くが消滅。物部川漁協によると、堰(せき)による足止めや、ダムによる長期濁水など物部川特有の原因で、死んだり流れたりしたとみられる。
 
 3月下旬、香美市土佐山田町山田の堰下流の浅場で、海から上ったアユが黒い塊でひしめき合っていた。急流だったり段差が高すぎたりする魚道を上れず、堰の斜面に突っ込んでは流れ落ちていたため、漁協役員らが連日、網ですくって上流に放つ作業を続けた。
 
 2カ月後の6月3日、漁協の委託で西日本科学技術研究所(高知市)が生息状況を調査。河口から堰までの約8キロ区間の30カ所で潜ってアユを数え、同区間の生息数を約74万匹とはじいた。3月下旬に比べ、66%ものアユが姿を消していた。...

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カテゴリー: 環境・科学


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