2018.06.27 08:40

高知県四万十町でウミガメ産卵期 興津小学生が校内ふ化場に保護

アカウミガメの卵を採卵する興津小の児童ら(四万十町興津の小室の浜)
アカウミガメの卵を採卵する興津小の児童ら(四万十町興津の小室の浜)
 アカウミガメの保護活動に取り組む高知県高岡郡四万十町の興津小学校の児童らが6月26日、前日に今年初産卵が確認された近くの小室の浜で採卵し、波に流されないよう校内のふ化場へ移した。

 環境省の「快水浴場百選」の一つに選ばれている小室の浜は、アカウミガメの産卵地としても有名で、同校は20年近く前から住民とともに卵を保護。水やりや温度管理などの世話をしてふ化させ、8月中旬ごろに放流している。

 発見したのは見守りを続けている興津青少年旅行村の管理人、佐藤恵司さん(67)。波打ち際から約25メートル地点の砂の中で4センチ前後の卵81個を確認した。5月に入って上陸跡が見られるようになったが、初産卵は昨年より1週間ほど遅めで、40個ほど少なかったという。

 この日は、全校児童22人が住民有志とともに砂を30センチほど掘り、一個一個丁寧に採卵した。同校では例年、7割前後のふ化に成功しており、4年の榊山零央君(9)は「割れないように優しく保護した。成長して卵を産みに帰ってきてくれるよう、心を込めて育てたい」と話していた。(横田宰成)

カテゴリー: 環境・科学高幡


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