2018.06.26 08:31

平教経が現代に 6/30高知県馬路村の「ケロケロ祭」で劇団公演

 高知県安芸郡馬路村魚梁瀬の住民らでつくる「魚梁瀬ふるさと劇団 杉ぼっくり」が30日、年1回の定期公演「ケロケロ祭」を魚梁瀬多目的ホールで行う。今年は「平家物語~番外編~」と題し、地区に伝説が残る平家随一の猛将、平教経(のりつね)が現代にタイムスリップする物語を披露する。

公演に向けて練習に励む「杉ぼっくり」メンバー(馬路村の魚梁瀬多目的ホール)
公演に向けて練習に励む「杉ぼっくり」メンバー(馬路村の魚梁瀬多目的ホール)
 2003年にできた劇団は、現在7人のメンバーで活動。定期公演のほか村内外のイベントなどでも活躍している。

 劇団は、壇ノ浦の戦い(1185年)の後、魚梁瀬に落ち延びたと地域に伝わる教経を主人公にした劇を3年前に創作。劇中、平家再興を志した教経は、地元女性と恋に落ち、魚梁瀬で暮らすことを決心した。

 今回は、それから10年ほど後の設定。女性と結婚し、子宝に恵まれた教経だが、源氏の追っ手が迫れば魚梁瀬を去らなければ、と幸せな生活の傍ら苦悩していた。そんなある日、転んだ拍子に気を失う。目覚めた場所は、現代の魚梁瀬だった―。

 妻となった女性の子孫や、物語の鍵を握る家臣の子孫が登場し、時空を超えたストーリーが展開する。劇団が得意とする、笑いを誘う絶妙な間合いとアドリブも見どころだ。

 劇団メンバーは「なぜ教経が今、魚梁瀬に現れたのか、ということを考えながら見てほしい。人口減などが進む地区だが、これからも頑張っていきたいとの願いを込めた」と話している。

 ケロケロ祭は30日午後6時半開演。杉ぼっくりの歌謡ショーのほか、地元コーラスグループのミニコンサートなども行われる。入場無料。問い合わせは馬路村役場魚梁瀬支所(0887・43・2211)へ。(北原省吾)

カテゴリー: 主要社会安芸


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