2018.06.24 08:40

高知県の十和「御成婚の森」25年 住民、ボランティアが再整備

数千本の植栽 四万十川望む景勝地

伐採した雑木を片付ける実行委のメンバーたち(高知県高岡郡四万十町十川)
伐採した雑木を片付ける実行委のメンバーたち(高知県高岡郡四万十町十川)
 「御成婚の森」と呼ばれる広大な森林公園が、高知県高岡郡四万十町十和地域の道の駅「四万十とおわ」の対岸にある。1993年に旧幡多郡十和村が皇太子さまご夫妻の結婚を記念して整備。町有林にサクラやツツジなど数千本の植栽が広がる。“銀婚式”を迎えた今も住民と町、ボランティアが手入れし、「四万十川が見える景勝地」として親しまれている。

眼下に四万十川を望む「御成婚の森」。対岸には茶畑も見える(高知県高岡郡四万十町十川)
眼下に四万十川を望む「御成婚の森」。対岸には茶畑も見える(高知県高岡郡四万十町十川)
 公園は、国の事業を活用し、同町十川にある標高250メートル、約7ヘクタールの山林に遊歩道や展望台を設けた。しかし、管理が行き届かず、一時は草木が生い茂っていた。

 そこで、2013年に地元の森林ボランティア「朝霧森林倶楽部(くらぶ)」が再活用を提案し、住民や行政と実行委員会を結成。翌年からは10年間の町補助を受け、再整備に取り組んでいる。15年からは地元小中学生も加わってイチョウやモミジなど約千本を植樹。タイワンカエデやサルスベリなども楽しめるという。

 春と秋に草刈りを行っており、今年は6月12~16日に道の駅職員も含めた15人前後が汗を流した。遊歩道の雑木などを伐採すると、山頂まで見渡せるようにすっきり。展望台からも四万十川が望めるようになった。

 元々はマツタケも採れた豊かな山。今は赤松も枯れてしまったが、メンバーらは「紅葉や対岸の茶畑など地元の人も驚く眺望が魅力。ご夫妻にも見てもらいたい」と話す。

 対岸の道の駅利用客からも「登りたい」と要望があるそうで、実行委の岡本利一郎会長(83)は「渡し船など、多くの人に親しんでもらえる仕掛けも提案したい」と話している。(横田宰成)

カテゴリー: 社会環境・科学高幡


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