2018.06.15 08:35

蛍火が星空と競演 高知県四万十町の津賀ダム湖

星空の下、無数の光跡を描きながら湖面を乱舞するゲンジボタル(四万十町下道=約2分間露光で反田浩昭撮影)
星空の下、無数の光跡を描きながら湖面を乱舞するゲンジボタル(四万十町下道=約2分間露光で反田浩昭撮影)


 梅雨の山里で光の旅を―。高知県高岡郡四万十町大正地域の津賀ダム湖周辺で蛍狩りが本番を迎え、連日、県内外の見物客でにぎわっている。お目当てはゲンジボタル。遊覧船でダム湖に繰り出し、数キロにもわたる光のショーを楽しんでいる。

 町中心部から車で1時間余りの梼原町境。下津井と下道(しもどう)にまたがる梼原川沿いの津賀ダム湖周辺は、旧幡多郡大正町時代に保護条例も制定された蛍の名所として知られ、付近にはヒメボタルが乱舞する場所もある。

 ヤイロチョウが鳴きやむ午後7時半ごろ。水辺に近い茂みの中に、小さな光が無数にともり始める。黄緑色の蛍火は徐々に湖面を覆い、いつしか星空に溶け込んでいく。約1時間半にも及ぶ光の競演に、東京都から来た50代の夫婦は「都会では失われた日本の原風景。言葉がありません」と息をのんだ。

 乱舞は午前2~3時ごろにも見られる。遊覧船は午後7時半発で要予約。問い合わせは西村旅館(0880・27・5008)へ。(横田宰成)

カテゴリー: 環境・科学高幡


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