2018.06.14 08:00

小社会 生化学者で歌人の永田紅さんに〈人はみな馴れぬ齢を…

 生化学者で歌人の永田紅さんに〈人はみな馴れぬ齢を生きているユリカモメ飛ぶまるき曇天〉という歌がある。父親の歌人、永田和宏さんによると、紅さんが20歳のときに作ったという(「人生の節目で読んでほしい短歌」)。

 年齢にかかわらず、人は誰もが自分の年齢と折り合いをつけながら、居心地悪く生きているのではないか。年をとればごまかせても、10代から20代へと踏み渡る不安感の中で、自分の年齢になじめないという思いは切実に感じられたに違いない、と父親の目。

 成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる。明治以来、1世紀以上も続いてきた「大人の定義」が変わるのは2022年4月から。若者を取り巻く環境が変化するのは避けられないから、必要な対策をしっかりと講じてもらいたい。

 当の若者たちはどう受け止めているのだろう。「成年」は「人が一人前と認められる年齢」だから、戸惑いや不安感を覚えていることは容易に想像できる。わずか2歳とはいえ、居心地の悪さが増すかもしれない。

 考えすぎる必要はない。はるか昔に成年を迎えていながら、一人前には程遠い人はそこここにいる。平気でうそをついたり、ごまかしたりして大問題となっても、責任論などどこ吹く風。政府や国会の惨状をみれば明らかではある。

 「みーんな悩んで大きくなった」。かつてのCMは、一人前に至る歩みのありようを教えてくれる。


6月14日のこよみ。
旧暦の5月1日に当たります。ひのと うし 五黄 大安。
日の出は4時55分、日の入りは19時17分。
月の出は5時15分、月の入りは19時39分、月齢は0.3です。
潮は大潮で、満潮は高知港標準で5時33分、潮位192センチと、19時02分、潮位193センチです。
干潮は12時17分、潮位-7センチです。

6月15日のこよみ。
旧暦の5月2日に当たります。つちのえ とら 四緑 赤口。
日の出は4時55分、日の入りは19時17分。
月の出は6時15分、月の入りは20時43分、月齢は1.3です。
潮は大潮で、干潮は高知港標準で0時37分、潮位84センチと、13時03分、潮位-9センチです。
満潮は6時16分、潮位193センチと、19時50分、潮位192センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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