2018.06.09 09:06

福建省出身男性とUターン妻 四万十町で創作中華と和食の店

四万十町産食材使い・・・食文化の融合楽しんで
創作中華と和食の店「桜華」を開業した(右から)施小龍さん、妻の松本綾香さん、父親の施傳枝さん
創作中華と和食の店「桜華」を開業した(右から)施小龍さん、妻の松本綾香さん、父親の施傳枝さん
 「清慢用(ちんまんよん)!」(ごゆっくりお召し上がりください)―。昨年末、高知県高岡郡四万十町に移住した中国・福建省出身の施小龍(ししゃおろん)さん(29)=金上野=が、同町で創作中華と和食の「桜華(おうか)」を開店した。古里の町内でゲストハウスを経営する妻の松本綾香さん(28)と切り盛り。中国で桜を意味する店名には「日中の食文化が融合した、誰もが楽しめる場に」との思いが込められている。

学園通り沿いにある「桜華」。「日中の食文化融合を」との願いを込めた(四万十町北琴平町)
学園通り沿いにある「桜華」。「日中の食文化融合を」との願いを込めた(四万十町北琴平町)
 施さん一家は4年ほど前まで南米エクアドルで中華料理店を経営し、小龍さんも10年間腕を磨いた。その後、中国へ帰国。2014年7月に、上海へ留学していた綾香さんと知り合い、翌年3月に結婚した。

 兵庫県の小学校教員だった綾香さんは一昨年冬、ゲストハウスの開業準備のために帰郷。小龍さんも「将来は妻の古里で店を開きたい」と、埼玉県で内装工をしながら準備を進めてきた。

 店は、6日、町役場に近い北琴平町の学園通り沿いにオープン。木造2階建ての1階部約41平方メートルにカウンターを含む21席があり、地元職人の手も借りて、木のぬくもりあふれる内装に仕上げた。

 四万十ポークや仁井田米など町産食材にできるだけこだわり、飯や麺、肉、海鮮、点心などメニューも72種類と豊富だ。一押しは「黒酢酢豚」「エビマヨ」。町名物の「シイタケのたたき」や、エビをすりつぶしたエクアドル風の創作フライもある。

 5月から父親の傳枝(ちょわんず)さん(51)も手伝いに駆け付け、親子で厨房(ちゅうぼう)に立つ。小龍さんは「お客さんの意見を聞き、四万十町ならではの店に育てたい」と話している。

 営業は夜が午後5時半~9時半。昼は午前11時半~午後2時で、「中華」(税込み850円)と「和食」(同800円)の日替わりランチが楽しめる。火曜定休。予約は「桜華」のインスタグラムか、フェイスブック(@ouka40010で検索)から。(横田宰成)

カテゴリー: 主要社会高幡


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