2018.06.05 08:00

小社会 坂本龍馬は手紙の達人である。ユーモアにあふれ…

 坂本龍馬は手紙の達人である。ユーモアにあふれ、面白く、分かりやすい。文久3(1863)年に姉の乙女に宛てた手紙には、あの有名な「日本を今一度せんたくいたし申候」。例え話のうまさも大きな魅力だろう。

 翌元治元年の「ねぶとの手紙」もそう。同じく乙女姉やん宛てで「天下に事をなすものハねぶともよくよくはれずてハ、はり(針)へハうみ(膿)をつけもふさず候」。ねぶと(腫れ物)に悩まされた人なら分かるはず。うみ切っていないうちにつぶしても治りはよくない。

 徳川幕府をねぶとに例え、十分に腫れていない今はまだ倒幕の機が熟していない、と暗に伝えている。森友、加計問題など疑惑まみれの安倍政権。龍馬なら何に例えるだろう。

 森友学園への国有地売却の決裁文書改ざんで、財務省が報告書を公表した。「私や妻が関わっていれば、首相も国会議員も辞める」。この発言を機に文書の改ざん、廃棄に走った経緯がよく分かる。近畿財務局では多くの職員がこれに反発したが逆らえなかったことも。

 常識や良心を踏みにじってまで、不正を強いたものは何か。政権は同省理財局の「暴走」で収束を図る構えだが、政治の影響は本当になかったのか。麻生財務相の給与返納は、招いた行政不信に見合うものなのか。

 「うみを出し切る」と安倍首相。政権の「ねぶと」は十分にうんでいる。後はきちんと針を刺すだけである。


6月5日のこよみ。
旧暦の4月22日に当たります。つちのえ たつ 五黄 先勝。
日の出は4時56分、日の入りは19時13分。
月の入りは10時23分、月齢は20.6です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で3時54分、潮位99センチと、16時04分、潮位50センチです。
満潮は9時12分、潮位145センチと、23時09分、潮位150センチです。

6月6日のこよみ。
旧暦の4月23日に当たります。つちのと み 四緑 友引。
日の出は4時56分、日の入りは19時13分。
月の出は0時06分、月の入りは11時18分、月齢は21.6です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で5時00分、潮位100センチと、16時59分、潮位60センチです。
満潮は10時14分、潮位136センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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