2018.05.23 08:25

第71回県高校体育大会(県体)総評 合同チーム出場に道を

 19日から21日まで行われた第71回県高校体育大会(県体)は、31競技の日程が終了した。熱戦の取材を終え、今年の県体を振り返った。
 
 3日間とも好天に恵まれ、春野総合運動公園などの各会場は、観客でにぎわっていた。自校の選手を応援する生徒たちや家族のみならず、地元の選手たちが活躍する姿を見ようと多くの人が訪れていた。
 
 ソフトボール会場では、自身もプレーをする女子中学生の親子連れが、地元の先輩たちを応援していた。親子は熱戦が続く競技風景にあらためて感動した様子で、女子中学生は「将来、この場で活躍したい」との思いを強くしたようだった。中体連とも協力し、多くの中学生に高校の県体を見せる仕掛けをつくれば、競技の普及、強化にもつながるのではないだろうか。検討してもらいたい。
 
 県体に出場した選手は、何事にも代えられない貴重な経験が得られる。今年の県体では、人数不足などの困難を克服し、出場を成し遂げた嶺北男子卓球部と、城山男子バスケットボール部の姿があった。決して強豪チームではないが、選手からはスポーツに懸ける思いがあふれ、高校での競技生活を最後まで全うした充実感が感じられた。
 
 今後の課題は、高校生スポーツの存亡にもかかわる少子化との向き合い方か。特に郡部では競技人口が減少し、メンバーがそろわず団体戦出場を諦める例が増えている。
 
 少人数チームの救済策として、複数が集う「合同チーム」での出場が考えられるが、学校対抗を基本とするインターハイでは、その参加が認められていない。従ってその予選となる県体に、合同チームは出場できない。
 
 今後、さらに少子化が進む高知県で、憧れの舞台への道を閉ざしてはならない。合同チームがインターハイに出場できるよう、県、県高体連挙げて早急に働き掛けるべきだろう(吉川博之)

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カテゴリー: スポーツ県体2018スポーツ


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