2018.05.21 08:45

高知県須崎の竹を世界会議で発信 「竹虎」社長が自動車も披露

「メキシコに行くぞ!ぜひ応援を」と意気込む山岸義浩社長(須崎市の「竹虎 山岸竹材店」)
「メキシコに行くぞ!ぜひ応援を」と意気込む山岸義浩社長(須崎市の「竹虎 山岸竹材店」)
ネットで輸送費募る
 須崎の竹、世界に発信へ―。「竹虎 山岸竹材店」(高知県須崎市安和)の4代目、山岸義浩社長が今夏、メキシコ中部のハラパで開かれる第11回世界竹会議(WBC=ワールド・バンブー・コングレス)で基調発表することになった。発表者として招待された17人のうち、日本人は山岸さんだけ。「海外で認められることで、竹を使っていない日本の若い人に、竹を見直してもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 WBCは、数年ごとに世界各地で開かれ、竹の調査や研究で分かった最新情報を紹介している。1984年にプエルトリコで始まり、92年の第3回は日本で開催された。

 8月14~18日に開かれる今回は、アメリカ大陸での竹活用の可能性や、各地の竹業界の発展を探る。ワークショップが行われるほか製品紹介ブースも並び、世界中から約500人が訪れる見込みという。

 山岸さんは韓国で2015年に開かれた前回、ほかの竹材業者とともに会議のブースに出店。地元の安和地区のみに自生し、表面の斑紋が美しい「虎斑竹(とらふだけ)」を紹介した。昨夏、会議の主催者から基調発表者として出席を求めるメールが届いた。「日本代表の気概で竹をPRしたい」と、竹産業の近況や継承について発表する。

 また、16年に職人の技術を結集させ作り上げた“竹虎自動車”もメキシコ入りさせる予定。三輪電気自動車の外装や座席を虎斑竹で覆った車で、主催者側から「持って来てほしい」と頼まれていたという。山岸さんは「竹のしなりや竹を通した風は乗らないと分からない。世界の専門家にどんなに喜んでもらえるか」と期待を高める。

 ただ、メキシコの会場まで船やトラックで運ぶのに300万円ほどかかるという。「世界中の人に乗ってもらいたい」と山岸さん。クラウドファンディングのサイト「kibidango(きびだんご)」に紹介ページを公開中で、24日から資金を募る。期間は約1カ月の予定。(早川健)

カテゴリー: 社会高知中央


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