2018.04.09 08:45

高知市の「西敷地」市民議論を 事業者が10階建て計画概要明かす

左の建物と中央の空き地が「西敷地」。右奥のコンクリート部分はオーテピアの敷地(高知市追手筋2丁目)=飯野浩和撮影
左の建物と中央の空き地が「西敷地」。右奥のコンクリート部分はオーテピアの敷地(高知市追手筋2丁目)=飯野浩和撮影
 高知市のおまちの一等地、追手筋2丁目に物議を醸す土地がある。7月にオープンする新図書館複合施設「オーテピア」の西側にあるから「西敷地」。
 
 土地の持ち主は高知市。ということは、ここは市民の財産。この利活用方法を巡り、高知市役所界隈(かいわい)が大もめだ。
 
 民間業者から利活用方法を公募した市は、審査や応募内容などを非公開に。最長50年にわたる公有地の使い道を、市民には秘密で決めようとしたことから「ブラックボックス」「業者ありきの出来レース」と批判が噴き出した。
 
 そんな中、市が「優先交渉権者」に選んだ民間業者が高知新聞の取材に口を開いた。市がいまだに提案内容を公開しない中、事業者自らが計画の概要を明らかにし、「自分たちの提案を正しく知ってほしい」と訴えている。
 
 ここに将来できるものは○○か△△か××か。明らかになった計画を土台に、市役所界隈だけでなく、多くの市民による本格的な論議はこれから。
 
 旧追手前小学校の跡地で、日曜市やよさこい祭りの舞台となる追手筋に面する西敷地。 市民の空き地を眺めてみよう―。
 
「高知市中心部に残る最後の公有地」ともいわれる土地。右側は仮設の市民図書館 (同市追手筋2丁目)
「高知市中心部に残る最後の公有地」ともいわれる土地。右側は仮設の市民図書館 (同市追手筋2丁目)
高知大学舎や移住者住居
 民間資本による利活用事業が計画されている高知市追手筋2丁目の市有地「西敷地」について、利活用案が候補に選ばれた事業者グループが8日までに高知新聞社の取材に応じ、事業計画を明かした。10階建ての建物を建設し、高知大学のサテライトキャンパスを誘致するとともに、シニア移住者の受け皿となる賃貸住居などを設ける構想。高知市は事業計画の審査などを非公開で進めてきたため、概要が分かるのは初めて。「高知大の入居」について高知大学の担当者も事業への参加計画を認めた。
 
 事業内容を公表したのは和建設(高知市北本町4丁目)の中沢陽一社長とチカミグループ(高知市追手筋1丁目)の千頭邦夫社長。2人は土佐経済同友会の元代表幹事で、事業案を共同で提案した。...

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カテゴリー: 政治・経済高知中央


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