2018.04.08 08:33

「殺処分ゼロ運動ってなんだ?」 動物保護活動の高知講演<下>

「アニマルレスキューシステム基金」山崎ひろ代表
裏側で起きている現実

殺処分ゼロ運動に警鐘を鳴らす山崎ひろさん(高知市文化プラザかるぽーと)
殺処分ゼロ運動に警鐘を鳴らす山崎ひろさん(高知市文化プラザかるぽーと)
 3月下旬、高知市内で開かれた犬猫保護活動の講演会、「殺処分ゼロ運動ってなんだ?」の後編は、神戸市を拠点に早期不妊手術普及に奔走する「アニマルレスキューシステム基金」の山崎ひろ代表(49)。「殺処分ゼロ運動の裏側で起きていることと世界の動物愛護について」と題し、理想を追い過ぎる結果起きている弊害を、豊富な資料と映像で紹介。警鐘を鳴らした。(掛水雅彦)
 
アメリカの不妊去勢手術専門病院の手術風景。飼い主も窓からのぞくことができる(ロサンゼルス)=山崎ひろさん提供
アメリカの不妊去勢手術専門病院の手術風景。飼い主も窓からのぞくことができる(ロサンゼルス)=山崎ひろさん提供
阪神大震災が契機
 学生時代に環境NGO(非政府組織)を立ち上げた活動家、山崎さん。その後、経験を積み、犬猫の不妊活動に本腰を入れたのは2006年末のことだった。獣医師ではないが、神戸市内に不妊去勢手術の専門病院を開業。獣医師を雇い、格安で、多い時は月間500匹近い手術を実施。その後も野良猫繁殖予防の活動を続けた結果、同市動物管理センターの殺処分数は7年間で2500匹余から千匹余に減少。また、殺処分方法もガス使用から致死薬による安楽死に切り替わったという。...

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