2018.04.07 08:00

小社会 「相撲はこれまで女性の観覧を許さなかったが、…

 「相撲はこれまで女性の観覧を許さなかったが、きのうから随意に見物できるようになった」。東京の新聞にそんな記事が載ったのは1872(明治5)年11月24日のこと。

 筆者はこんなふうに続ける。「自主自由の権利を賜った時代に、相撲に限って女性を禁じる理由はなく、当然のことだ」。なかなか歯切れがよい。それでも場所の初日はなぜか観戦できなかったが、5年後に全面解禁となる。それを知らせる記事には「大入りでございましょう」。

 大相撲の土俵の「女人禁制」がまたまた問題になっている。土俵上で倒れた市長を助けようとした女性看護師に対し、「土俵から下りてください」という場内放送が流れたのがきっかけだ。相撲協会は不適切と認めたが、それで収まるはずがないだろう。

 女性の内閣官房長官や大阪府知事が表彰式の土俵に上がれず、中学まで札付きのワルだった元大関は断髪式で母にはさみを入れてもらうために一度土俵から下りた。「伝統」の前に我慢せざるを得なかった女性は無数に上るに違いない。

 いま本場所や巡業の会場には大勢の女性ファンが詰めかける。明治の初めに、女性観覧禁止の伝統を見直していなかったなら、「満員御礼」が続いていただろうか。大相撲が慣習を変えた例は過去幾つもある。

 土俵の「女人禁制」が廃止となり、「男女同権の時代に当然だ」というニュースはいつになれば流れるのか。


4月7日のこよみ。
旧暦の2月22日に当たります。つちのと み 九紫 大安。
日の出は5時46分、日の入りは18時30分。
月の入りは10時22分、月齢は20.6です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で3時33分、潮位87センチと、16時17分、潮位43センチです。
満潮は9時09分、潮位139センチと、23時27分、潮位123センチです。

4月8日のこよみ。
旧暦の2月23日に当たります。かのえ うま 一白 赤口。
日の出は5時45分、日の入りは18時31分。
月の出は0時47分、月の入りは11時10分、月齢は21.6です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で4時30分、潮位97センチと、17時26分、潮位52センチです。
満潮は9時52分、潮位127センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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