2018.04.04 08:37

「高知家あの人の愛読書」高知県立大学生取材 金高堂でフェア

手作りのポップ広告を手にブックフェアをPRする学生(高知市帯屋町2丁目の金高堂本店)
手作りのポップ広告を手にブックフェアをPRする学生(高知市帯屋町2丁目の金高堂本店)
 あの人はどんな本を読んでる!? 高知県立大学の学生が県内で活躍する人に「座右の本」をテーマにインタビューし、その内容をポップ広告にまとめて売り出すフェアが高知市の金高堂本店で開かれている。登場するのは安藤桃子さんやカツオ人間など45人。愛読書を通しそれぞれの人生が垣間見えるように仕上がり、人気コーナーになっている。

 県大文化学部では地域づくりを学ぶ一環として2016年から同店に協力してもらい、学生が選んだ本をディスプレーするなどしてきた。ポップ広告は「高知家のあの人が読みゆう本」と題して2月末に始まった。

 県大生約50人が県立美術館の学芸員や畳職人、生徒会で活動する高校生らから聞き取り、内容をまとめて顔写真も配し、本の脇に添えている。

 高岡郡中土佐町の久礼大正町市場協同組合事務局の田口瑠美さんは文筆家、加島祥造さんの哲学書「タオ 老子」を愛読書として挙げた。人間関係で疲れた時に偶然同書を手にし、「全ては水、流れるように」の言葉に救われた思い出を語る。

 「やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団」の仙波美由記事務局長はやなせたかしさんの語録集「明日をひらく言葉」から、「人生は喜ばせごっこ」の言葉を紹介。安藤桃子さんは「星の王子さま」を、カツオ人間は高知市出身の有川浩さんらの小説を薦めている。

 書店中央にコーナーが設けられ、文化学部3年の池内えみりさん(21)は「手に取りたくなる本が増えればうれしい」。

 当初は1カ月間の予定だったフェアは、好評のため5月上旬まで延長する。亥角(いすみ)理絵店長は「これまで売れなかった本も売れるようになった。書店員にない発想を期待しています」と語っていた。(村瀬佐保)

カテゴリー: 主要社会教育高知中央


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