2018.03.22 08:00

小社会 中国の歴代王朝の皇帝は絶対的な権力を握っていたが…

 中国の歴代王朝の皇帝は絶対的な権力を握っていたが、一方で社会混乱などの責任を一身に引き受け、自らを責める詔勅を発する伝統もあった。「罪己詔(ざいきのしょう)(己を罪する詔)」と呼ばれる。

 漢の武帝は紀元前2~1世紀に中央集権体制を確立し、積極的な対外策で領土を広げたが、度重なる外征や宮廷のぜいたくで財政は窮迫。庶民は疲弊し、社会不安も増す。晩年、武帝が下した詔はこれまでの政治を反省し、社会の安定を図る内容だった。

 歴代皇帝によるこうした詔は計260回に上り、王朝の延命につながった例もあるという。悪くない伝統にもみえるが、現代中国の建国の父、毛沢東は断固反対したと、秘書を務め、後に改革派に転じた元共産党幹部が批判している。過ちを容易に認めようとしないタイプの独裁者だ。

 習近平国家主席が毛沢東と同じような終身支配への道を開いた。党内の権力基盤を強固にし、ネット監視や厳罰主義などによって異論を徹底的に排除する。個人独裁の色がますます濃くなっていくに違いない。

 独裁体制の恐ろしさは道を間違え、暴走を始めたときの修正の困難さにある。一党独裁から指導者独裁へと変わっていけば、その危険性を高めかねない。西側諸国には分断の危機が広がるものの、有権者が誤りをただす選択の道がある。

 「中華帝国」の皇帝の地位を手にした習氏に、将来の「罪己詔」を期待しても望み薄だろう。


3月22日のこよみ。
旧暦の2月6日に当たります。みずのと うし 二黒 先勝。
日の出は6時08分、日の入りは18時19分。
月の出は9時14分、月の入りは23時05分、月齢は4.6です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で2時35分、潮位47センチと、15時07分、潮位17センチです。
満潮は8時34分、潮位160センチと、21時33分、潮位148センチです。

3月23日のこよみ。
旧暦の2月7日に当たります。きのえ とら 三碧 友引。
日の出は6時06分、日の入りは18時19分。
月の出は9時59分、月齢は5.6です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で3時13分、潮位64センチと、15時58分、潮位23センチです。
満潮は9時08分、潮位152センチと、22時36分、潮位136センチです。

カテゴリー: コラム

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