2018.03.21 08:30

ユズでシワを目立たなくする美容液 馬路村農協が高知大と開発

写真右から開発スタッフの佐々木康介さん、鈴木悟さん、基礎研究を行った沢村正義客員教授(馬路村農協)
写真右から開発スタッフの佐々木康介さん、鈴木悟さん、基礎研究を行った沢村正義客員教授(馬路村農協)
 高知県安芸郡馬路村の馬路村農協が、シワを目立たなくする美容液を、青玉ユズの種子エキスを使って開発した。高知大学との共同研究で、皮膚に張りを持たせる成分をつくる細胞の活性化などを確認し、商品化。大手メーカーの化粧品などが受ける「効能評価試験」に合格した初の化粧品として、22日に発売する。(北原省吾)
 
シワを目立たなくする美容液。青ユズをイメージした容器に入っている
シワを目立たなくする美容液。青ユズをイメージした容器に入っている
 村農協は黄色く熟す前の青ユズの皮を使い、ゆずこしょうを製造。そこで出る種子を活用しようと、高知大学地域連携推進センターの沢村正義客員教授らが約5年前から研究を始め、3年ほど前に農協も参画した。
 
 沢村客員教授によると、青ユズの種子エキスには、老化の原因とされる活性酸素を抑えるポリフェノールの一種、フラボノイドが黄ユズの3倍以上含まれている▽皮膚に張りを持たせるヒアルロン酸やコラーゲンをつくる細胞を、活性化させる作用がある―ことなどが分かった。
 
 この基礎研究を基に、村農協の化粧品開発担当者、佐々木康介さん(29)らがエキス配合量などで試行錯誤を重ね、「umaji リンクル美容液 青いゆず」として商品化にこぎ着けた。潤いを保つ黄ユズの種子油なども含まれている。
 
 商品は、日本香粧品学会のガイドラインに準拠した抗シワ評価試験の結果、「シワの改善作用を有することが示唆された」との評価を得た。パッケージには「効能評価試験済」「乾燥による小ジワを目立たなくする」と表記している。
 
 佐々木さんは「馬路村でしか作れないものを目指した自信作。多くの人に使ってもらえたら」。東谷望史組合長は「職員の努力が生んだ大きな成果で、全く新しい製品。これからも高い付加価値を付けた商品を考えていく」としている。
 
 30ミリリットル入り4800円(税込み)で、同農協や高知市の農協アンテナショップ、通販などで扱う。県内への送料は無料。問い合わせは同農協(0120・559・659)へ。

カテゴリー: 主要社会安芸


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