2018.03.14 08:35

深海調査船「かいれい」が高知に寄港 室戸沖で無人探査機調査

無人探査機「かいこう」のロボットアームの前で調査の意気込みを話す諸野祐樹さん(高知市の高知港)
無人探査機「かいこう」のロボットアームの前で調査の意気込みを話す諸野祐樹さん(高知市の高知港)
 生命の生息できる限界圏の調査をする海洋研究開発機構の深海調査研究船「かいれい」が13日、高知港に寄港した。2016年に室戸沖の海底下に設置した温度計のデータを取り出し、分析する。
 
 調査地点は室戸岬沖約120キロ。同年に地球深部探査船「ちきゅう」が、水深4775メートルの海底下を約860メートル掘削し、深度別に13個の温度計を設置した。海底下800メートルの温度は90度ほどあるという。
 
 今回は「かいれい」が搭載する無人探査機「かいこう」のロボットアームを操作して、1年以上蓄積した計測データを海底から回収。調査継続のためバッテリーも交換する。
 
 同機構の「高知コア研究所」(南国市)の諸野祐樹・地球深部生命研究グループリーダー代理(41)は「生物がどこまで生きられるか、生命とは何かという根源にも迫ることができる」と期待を込めた。
 
 海底下の温度変化を調べることで、地震につながる断層のずれを知る手掛かりにもなるといい、国際的にも注目を集めているという。
 
 海外の研究員を含めた53人が乗船した調査は、15日から約1週間行われる予定。(竹内将史)

カテゴリー: 環境・科学室戸


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