2018.03.11 09:35

隈研吾さん設計施設が梼原町に完成 ぬくもりの木の空間

図書館の内装。入り口付近から2階を望む(梼原町梼原)
図書館の内装。入り口付近から2階を望む(梼原町梼原)
「知の拠点、交流の場に」
図書館5月26日、福祉施設来月1日オープン
 建築家の隈研吾さん=東京都=が設計を手掛け、高知県高岡郡梼原町が整備していた公立図書館「雲の上の図書館」と複合福祉施設「YURURI(ゆるり)ゆすはら」が完成した。外壁や内装に町産の杉とヒノキをふんだんに使い、木のぬくもりを感じられる洗練されたデザインが特徴。現在は外構工事中で、図書館は5月26日、福祉施設は4月1日にオープンする。(山本 仁)
 
 隈さんはこれまで、梼原町内で「雲の上のギャラリー」など4施設を設計。今回の2施設は、町中心部の旧梼原小学校の跡地に並べて建設した。図書館は町が運営し、福祉施設は町社会福祉協議会が指定管理を受ける。
 
図書館=手前=と福祉施設の外観(梼原町梼原)
図書館=手前=と福祉施設の外観(梼原町梼原)
 図書館は鉄骨造り一部木造2階建てで、延べ床面積は約1940平方メートル。柱や壁から枝のように無数の木材が伸びて交錯する内装が、広がりのある空間をつくり出す。オープンまでに約4万冊の本を並べ、順次増やしていくという。
 
図書館の2階には書架が並ぶ(梼原町梼原)
図書館の2階には書架が並ぶ(梼原町梼原)
 福祉施設は鉄骨造り3階建てで、延べ床面積は約2760平方メートル。1階はデイサービス事業を行い、2階にケアハウスとして9部屋を備える。3階は、在宅での生活に不安を感じる高齢者が入所できる生活支援ハウスとして18部屋を設ける。
 
 2施設の総事業費は約28億円で、過疎債などを活用している。使った杉とヒノキはほとんどが町産材という。
 
 吉田尚人町長は「図書館は知の拠点としていろんな学びがあり、多くの人に愛される場所になってほしい。福祉施設はそれぞれの生活の質が高まり、交流が生まれ、喜びや生きがいを感じられる場所になれば」と話している。

カテゴリー: 社会高幡


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