2012.01.01 07:00
公の群像 平成の市町村職員たち
人口減社会に「公(おおやけ)」の担い手たちをどう確保し、どう育て、民間やNPOなどと役割をどう分かち合っていくか。これは「ポスト3・11」で目指すべき減災社会づくりとも絡む。
市町村職員たちの傍らに立ってみようと思う。彼らの実像を手繰り寄せて見えてくるもの。おそらくそれは、平成という優しくない時代が押しつぶしてきた自助・互助の分まで肩代わりできず、一方でまた「私(わたくし)」の重みに耐えられずにあえぐ「公」の姿かもしれない。(敬称略)(編集委員・須賀仁嗣)
【2012年01月01日~2013年03月20日まで連載】
新聞本紙に掲載した連載・特集のまとめ読みページです。
※文中の組織名やお名前、年齢、肩書きなどはすべて、掲載当時のものです。