2018.02.26 08:00

声ひろば 2018年2月26日、月曜日

1.正しい指導を受けよう
【徳弘辰彦、65歳、高知市】
 高知龍馬マラソンを完走された選手の皆さん、お疲れさまでした。僕も第1回大会から走っていましたが、今回は故障で応援に回りました。
 近年のフルマラソンは、東京マラソンの成功から関門の制限時間も長くなって、それまで敷居が高くて参加すらできなかった市民ランナーにとって、最高の晴れ舞台が全国的に広がっています。
 ただ、同時に経験も実績も浅く、まして公認指導員の資格も持たないのに、やたら他人のフォームや走り方を指導したがる、にわかコーチやにわか解説者が増えているのも事実です。
 自己流の選手が自己流の選手を指導やアドバイスしても、自己流のスパイラルで、けがや故障のリスクが高くなります。
 僕も時々、水泳やランニングの指導をしますが、日本体育協会の水泳とトライアスロンの公認指導員の資格を持っているし、自分の経験や実績、研修や講習などで得た知識を伝授しています。マラソンをけがもなく楽しく長く続けるためには、ちゃんとした指導者の下で基本から勉強することをお勧めします。
 タイムを縮めたい人、健康目的の人と動機はそれぞれ違うと思いますが、間違った練習でけがや故障を抱え、結果的にやめてしまっては本末転倒です。マラソンは、そんなに甘いものではないのです。

2.応援して温かい心に
【形見浤三、74歳、香南市】
 今年の龍馬マラソンは、私たち夫婦にとって特別なものになりました。5人の孫たちは大きくなって、それぞれが仕事に学業にと忙しくなり、最近はめったに会えなくなっておりましたが、5人のうちの2人が今年初参加する事が分かり、応援だけでなくランナーのサポート役もできる事を喜びました。
 だが2人は普段の練習が不十分。花海道に出てからの西風が強かったり、雨が降ったりしたら…と心配でしたが、ありがたいことに今年も当日は朝から好天気。ここ数年ずっと好天が続いているが、これもきっと、おもてなしの心が満ちあふれた土佐人の熱意が、そうさせていると信じています。
 浦戸大橋を渡り、眼下に太平洋を見た瞬間の感動は、日に輝く海によって倍増するのでしょうか。少なくないランナーが、しばし走りを止め、眺めている目は、みんな喜びにあふれています。中には、親しい友人と再会したかのように両手を上げ、振っている人もいました。
 一見して高齢者と分かる私たち。「頑張って」と声をかけたランナーから「頑張ります! 応援も頑張ってください!」と返される事も度々。選手と違って、応援をいくら頑張ってもメダルや記録に残るといった事はないが、この温かい心にしてもらうだけで十分。ありがとう龍馬マラソン。来年も応援させてください。

3.走る理由を発見
【横山雄一、39歳、会社員、南国市】
 今年も高知龍馬マラソンがやってきました。私にとっては冬の祭典。冬のよさこい祭りです。 
 マラソンを始めたきっかけは、職場の人に誘われた室戸岬健康マラソンでした。周りから「なんで走るが?」「あんなしんどい事する意味が分からん」などと言われます。
 そんな時は達成感とか、太りやすいから健康維持のためなど、よくある言葉で答えてきました。しかし今年はハッキリした走る理由、高知龍馬マラソンに参加する理由を発見できました。
 今年は寒波の影響で思い通りの練習ができず、タイムを気にせず楽しく走ることに。そして大会当日、南国市の第2関門付近を走っていると、日頃そんなに私にもマラソンにも興味のない妻と娘たちが、まるで芸能人かアイドルに会ったかのようなハイテンションで迎えてくれました。
 喜んでいる家族をみると、参加してよかったなとしみじみと感じました。これはタイムばかり意識して走った今までには分からなかったことです。家族が笑ってくれる。それが私の走る理由です。

4.人生変えたマラソン
【氏原康博、35歳、公務員、南国市】
 今年の高知龍馬マラソンは過去最多エントリーで大いに盛り上がった。私も2015年から4回連続出場させていただいている。
 はじめは全く興味がなく、というか嫌いな方で、マラソン中継とか見る人の気持ちが理解できなかった。また、約10年間週4日で酎ハイ500ミリリットル1日5本、喫煙も1日2箱の不健康野郎で、体重は最大98キロで飲食したら0・1トンを超え、肝臓数値が異常に高く肝硬変手前だった。
 これではやばいとウオーキング、それからスロージョグをするようになり、ある時知人から参加しないかと誘われたのが高知龍馬マラソンだった。
 はじめは不安だったが、意外と走れるなというのが強い印象で、タイムが3時間20分ほど。その時川内選手の走りを生で見たのが、すごく刺激になった。
 次は3時間切りの目標が出てきて、マラソンに徐々に打ち込むようになった。苦しい練習後の達成感、鍛えてきた成果を本番にぶつける面白さ、歯がゆさ。そういった醍醐(だいご)味(み)があり、今は虜(とりこ)となっている。
 マラソンのおかげで喫煙もやめ、酒も進んで飲まなくなり、食べ物の嗜好(しこう)が変わってきた。今は体重63キロで健康的な生活を送れている。健康診断も問題ない。
 今回タイムは全く納得いかず情けないものであった。しかし、私にとって龍馬マラソンはちょうどよさこい祭りみたいなものだ。挑戦であり、今後も参加し走り続けたい。

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