2018.02.24 08:00

声ひろば 2018年2月24日、土曜日

1.命から学んだこと
【坂本悠理子、31歳、看護師、土佐清水市】
 私は小学生の頃から動物が大好きだった。親に「動物を飼いたい」と言うと「世話が大変だからだめ」と反対されていたが、しつこい性格の私は自分の意思を押し通し、鳥やウサギや犬や猫などを飼わせてもらった。
 動物の体温から感じられる命の温(ぬく)もりは、今でも忘れられない。事故や病気や寿命などにより、どの動物とも悲しい別れがあったが、命のはかなさを教えてくれた。
 高校生の時、人の命を預かる看護師の仕事に憧れ、今は看護師として、療養型の介護病棟で働いている。患者さんは病人である前に私の人生の先輩だ。ある患者さんは「戦争があったから青春はなかった」と遠い目をして話してくれた。今の恵まれた生活は、昔の人たちの耐え忍んだ時代があったからこそだと感じた。
 急変しやすい患者さんは、翌日に出勤すると亡くなっていることがある。空きベッドを見ると、何とも言えない気持ちになる。葬儀が落ち着いた後、ご家族が病棟へ「最期は奇麗な顔をしていました」とあいさつに来てくださることがあるが、私はそれでもやっぱり悔やまれる。
 患者さんに正しい看護技術を提供することはもちろん大切だが、それと当時に患者さんの抱える悲しみや無力感も受け止めたい。一緒に笑って今の一瞬が幸せだと感じてもらえるように、初心を忘れずこれからも働いていきたい。

2.初めての「地歌筝曲」
【三宮生多、62歳、期間雇用社員、土佐市】
 毎年恒例の高校部活のOB新年会で、尺八の師範の資格を持つ親友から、「地歌筝曲演奏会に出演するから」と誘いを受け11日、会場の県民文化ホールに行きました。
 地歌筝曲という言葉も初めて聞いたし、間違いなくこの世界では著名な主催者、菊由瀬育子さまの名前も存じ上げない、まったくの素人が、どんなものかと思いつつ、席に着きました。
 緞子(どんす)が上がると、スポットライトを浴びた着物姿の女性たちと共に、紋付き袴(はかま)のいつもと違う友の姿につい「おお!」と言葉が出たことでした。
 初めて聴く曲目の演奏は尺八、箏、三弦による共演でした。最初は長く感じられておりましたが、聴いているうちにそれぞれ曲の題に対して喜びとか、寂しさ、侘(わび)しさとかを丁寧にゆっくり、深く表現しているように感じられました。
 素人ながら日本古来の伝統邦楽は、何事にも時間をかけ心の感じる部分を大切にしてきたのではと思ったことでした。
 時間の短縮や、すぐに答えを求められがちで少々窮屈さを感じる昨今、ゆったりと心から何かを感じられる日本の伝統文化芸術に触れることで、人としての本来の豊かさや喜びの一助になれると思ったことでした。

3.羽生選手ありがとう
【岸田康彦、86歳、高知市】
 平昌(ピョンチャン)五輪フィギュアスケートで、羽生結弦選手が史上66年ぶりの2連覇という快挙を達成した。しかも3カ月前に右足首を痛め、五輪直前の大会も欠場しての、正に乾坤一擲(けんこんいってき)の決戦であった。
 これを見る私たちは「果たして体力や右足は本当に回復しているだろうか?」との不安でいっぱいであったが、羽生選手はこれらの心配を払拭(ふっしょく)する見事な技術で、しかも繊細で美しく、また他の選手以上に心のこもった演技に終始した。
 その心は競技の終わった後に、そっと右足にふれ感謝した行為や、一瞬であったが氷上に手をあてた場面にも表れた。きっとこの氷上にも「ありがとう」との言葉をかけたにちがいない。さらにはこのステージをつくった人々への感謝でもあったかもしれない。
 そして彼の勝利は演技力はもちろんであるが、こういった彼の心のこもった美しい演技が一体となって、この快挙になったと思う。一般にスポーツマンには心技体が必要だと言われているが、彼は完全に演技の中にこれを結実した。そして私たちに大きな感動と勇気を与えてくれた。羽生選手本当にありがとう!! 本当におめでとうと声を上げたい。

4.自分の身は自分で守る
【小野寺康夫、68歳、香美市】
 暮れてきた田舎道を、バイクで走っていると、ライトの中に、ジョギングしている人影が走る。危ない。街を外れると、街灯がないので、歩行者は、ほとんど見えていない。
 冬は特に黒っぽい服装が多く、暗闇に溶け込む。歩行者は、車はライトをつけているので、よく見えていると思いがちだが、車からだと、非常に見えにくい。
 歩行者は、自衛のために、反射板をからだのどこかに着けるようにしたらどうか。反射板は、遠くからでもよくわかる。山田の町で、反射するたすきをかけて、歩いているご婦人たちにあったが、非常によくわかった。
 今は、ライトが当たると光る、ジョギングウエアも売っている。反射する、帽子や手袋もよい目印になる。懐中電灯は、後ろからだと、意外と目立たない。
 自転車やバイクに乗る人は、工事用の安全ベストを着るとよい。学生服で、自転車に乗っていると、ライトを点灯していても、後ろからだと見えにくい。
 安全ベストは、千円以内で買える。自転車通学の中高生は、安全ベストの着用を義務付けてもよいのでは。
 歩行者は、夜間、車から見えていません。よく自覚して、自衛しましょう。

《小学生特集》
1.私たちのお弁当食べて
【上田涼香、南国市十市小6年】
 私たち6年生は「地域の方を笑顔に」をテーマに、総合の学習をしてきました。
 自分たちで考え出したお弁当を地域の方に食べてもらおうと、サンプラザさんに協力をお願いしました。アンケートを集めたりプレゼンを繰り返し、お弁当が売れるような宣伝を工夫したりしました。
 「十市っ子お弁当祭」の日、販売時刻の11時には大勢の人が必死で弁当を手に取っていて、その多くが私たちの親でした。
 105個のお弁当は全てなくなり「30秒で売れたがやって」と、うれしそうな声が聞こえてきました。私は「そんなに早く」と、うれしさとおどろきでいっぱいでした。
 しかし、その後店の外で待っていると、あるおじいさんとおばあさんが「チラシで見たき来たけんど、なかったねえ。買いたかったねえ」と話していました。地域の方からのお手紙で、つえをついてわざわざ来てくれたおばあさんも、買えずに帰ってしまったと知りました。
 たくさんの方々のおかげでお弁当販売が実現できたことに感謝しています。しかし、半分成功で、半分反省だと思います。私たちは、お弁当が買えなかった方にもお弁当を届けたいという強い思いを持ちました。
 サンプラザさんと交渉し、26日から計5回の毎週月曜日、お弁当を販売してもらえることになりました。今度こそ私たちの思いのこもったお弁当を、もっと多くの人の食べてもらい「地域の方を笑顔に」を達成したいです。

2.自分らしさ
【安岡桃香、南国市久礼田小6年】
 「自分らしさ」について考えたことはありますか? 女性だから家事をする、男性だからそんなことをしてはいけない、ではなく自分がどうしたいかということです。
 朝の読み聞かせの時間に、さわ村さんが話してくれました。その中にはあまりよくない言葉として、夫が妻のことを「家内」とよぶことや、「女医」や「女弁護士」ということがありました。「男医」や「男弁護士」とは言わないからです。
 その他にもCMで女の人が料理をつくるものはよくあるけど、男の人のCMはあまりありません。エプロンは女性のものというわけではないのに、そういうところをきくと、「やっぱりまだ家事は女の人の仕事だ」と思っている人も多いのかなと思いました。
 早くみんながこういう考えをやめて、「自分らしさをみつけたらいいな」と思いました。

3.ぼくの大人の理想像
【増田光祥、高知市高知小5年】
 ぼくはあと9年で成人式です。成人式のニュースでだん上に上ってじゃまをしたり、ぼう走車で走る人もいます。ぼくはそんな人じゃなく、もっとちゃんとした人になって、他の人のやくにたってもっと日本をよくしたいです。
 ぼくがいいと思う感じは、かくしごとをせず問題を起こさない、ちゃんと仕事をする人です。
 大人になったらテレビで、スポーツキャスターをやりたいです。ぼくは自分でスポーツだったら、だいたいわかるという自信はあります。でも、それまでにいっぱい知識を増やしたいです。だから、それまでにいろいろ、ど力しないといけません。
 今が一番大事だと思います。なぜなら勉強をするという基本ができると、友達や人とせっするということも学べるからです。だから、これからも友達や人を大事にして、いろいろ教えてもらいたいです。大人を目指してがんばるぞー。

4.お絵かき
【寺石瑞希、中土佐町久礼小2年】
 わたしは、お絵かきが大好きです。
 わたしが一番好きで書く絵は、「人」です。とくに、女の子をかくのが好きです。目は、キラキラしているのを書きます。ふくは、ちびまる子ちゃんのようなふくにします。
 ほかに、絵本や、テレビで出たりしている「かいけつゾロリ」の、ゾロリを書いたりします。ゾロリは、はなを書くところがむずかしいです。ほかにも、いろいろな絵を書きます。
 みなさんも絵が好きになり、絵をたくさん書いてみてください。

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