2018.02.22 08:30

【いのぐ】いのぐ記者がアンケート 防災活動はめんどくさい?

中学生171人の本音に迫る!
 みなさんは地域の防災活動に参加したことがありますか? 高知県内では避難訓練や講演会、炊き出しなど、さまざまな活動が行われています。ところが「中高生の参加が少ない」という課題があります。

 なぜ、中学生は参加しないのか。そして、どうすれば参加するのか。防災いのぐ記者は中学生の意識を探ろうと、全員でアンケートを実施しました。集まったのは171人の声。「読もっか いのぐ」では、2カ月連続でこの調査を紹介します。

 今月は調査結果の分析(ぶんせき)。中学生同士だからこそ聞けた本音です。(グラフなどの割合の数字は小数点第1位で四捨五入しています)

【調査方法】
 調査は昨年12月から今年1月にかけて、31人の防災いのぐ記者がインタビュー形式で行いました。答えてくれたのは友人やクラブの先輩、後輩など全員、中学生です。全15問の中には自由回答も多く、防災いのぐ記者たちはメモを取りながらじっくり本音に迫りました。調査に協力してくれたみなさん、ありがとうございました。



【調査に答えてくれた人】
 中学生171人(男子59人、女子112人)

【住んでいる所】
 高知市、四万十市、奈半利町、黒潮町、いの町、本山町、馬路村など県内6市6町1村

大槻知史准教授
被災イメージ深刻なのに 高知大学地域協働学部 大槻知史准教授
 質問の回答を組み合わせてみると、さらに見えてくるものがあります。

 例えば地域の防災活動が「いつ、どこであるのか」などの情報が届いているのは79人。でもこのうち約6割の人が「あまり、まったく参加していない」。つまり情報が届くだけでは参加しないんですね。

 さらに一番多いのは、被災した時のイメージは深刻なのに、防災活動に参加していない人たち。「まったく参加していない」87人のうち、過半数の51人が地震が起きたらどうなるという質問に「死んだり、大けがをしたりするかも」と答えています。

 開催情報を知っていても、深刻な被害があると考えていても、参加しないのにはどんな理由があるのでしょう。インタビューで拾った声を分析してみましょう。

こんな声が・・・大丈夫かな?
《時間がない》
「部活や塾で忙しい」(中1・2・3、男女)
「部活が朝から夕方まであるので時間がない」(中2女子)
「眠い。朝=眠い、昼=遊びたい、夜=楽しそうだが親が許さない」(中3女子)
 ★中学生はほんとに忙しい。理由1位は部活、
 2位勉強、3位睡眠、4位委員会活動  
 (★は、いのぐ記者が声を読んだ感想です)

《いつ実施?》
「行きたくても実施日が分からない」(中3男子)
 ★回覧板が家には来てるけど、子どもが見ていない!    
「そもそも活動をしているか、自分に情報が届いていないのか分からない」(中2女子)

《実感わかない》
「そのまま本番でいい。津波が来ないところに住んでいるから」(中3女子)
 ★もっと深く考えようよ!
「実感がわかない」(中2女子)
「地震の話を聞くと参加すべきと思うけど、時間がたつとまあ大丈夫だろうという気持ちになる」(中3女子)

《つまらない》
「疲れるから。走りたくないから」(中3男子)
「そもそも興味がない」(中2男子)

《大人のもの》
「一度参加したが、大人ばかりでなじめなかった」(中3女子)
 ★仕切る大人も必要だけど…。大人が動きすぎて、中学生は「み・て・る・だ・け(怒)」
「友達がいないと恥ずかしい」(中1男子)
 ★失敗したりしたら恥ずかしいよね

《学校でやっている》
「学校で訓練をしているから行かなくてよい」(中2女子)
 ★学校にいない時どうするの?
「学校でも同じことが学べそう」(中1女子)
 ★学校によって(防災教育への)熱量が違うよ

《あきらめ》
「津波が来たらみんな死ぬ」(中3男子)

◎3月の「読もっか いのぐ」予告◎ 
 地域の防災活動は意味がないのでしょうか? 役に立たないのでしょうか?

 来月の「読もっか いのぐ」では参加している中学生の声や、中学生が参加したくなるような活動アイデアを紹介します。

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カテゴリー: 社会いのぐ災害・防災


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