2018.02.22 08:00

声ひろば 2018年2月22日、木曜日

1.冬今昔
【杉村和男、56歳、公務員、四万十市】
 今冬の極寒に、40年ほど前の寒波を思い出します。この冬、北陸地方を中心に大雪をもたらしている原因について、気象予報士の話では、温暖化で北極の氷が解けたことによるといわれています。
 確かにかつての冬と比べ、傾向がかなり異なっているように感じます。昭和50年代以前は市西南部の森沢地区に連なる山々にひとたび雪が降ると、一冬中、解けることはありませんでした。今はもう数日中に、解けて無くなっています。
 昭和51年から52年にかけての冬は思い出深く、中村では豪雪となり氷点下10度を下回った日もありました。中心部の大橋通では、除雪車まで出動しました。
 今年に入り1月8、17、22、28日および2月1日は一年で最も寒い時期でありながら、四万十市中村では雪ではなく、雨になりました。2月5~7日にかけて、四万十市街では久々の積雪になりましたが、さしたるものではありませんでした。
 以前、冬の季節風がよく流れ込んでいた高知県西部よりも、愛媛県南予地方に集中しているのが目立ちます。2月8日、愛媛県西予市宇和の最低気温は氷点下12度を記録しています。
 寒さに凍えながら、かつての冬が懐かしく思い出され、同時にこのままで大丈夫かと、案ずる思いもしております。まだ2月、今後の寒気の動きを注視したいと思います。

2.西敷地に博物館を
【吉村正策、81歳、高知市】
 「全国高等学校総合文化祭高知大会」が2020年、高知県で開かれる。土佐が生んだ自由な気風と進取の気性を全国に発信してほしい。
 ところで高知県には「これが高知県です」と、県の姿を一堂に表す総合的な博物館がない。ほとんどの県に設置されている自然、文化、歴史、産業、物産、観光等を一括的に展示する博物館がないのだ。
 総合的な博物館は県民の知識、教育、教養、文化、産業等の向上に寄与するだけでなく、青少年に郷土の誇りと自信、やる気を喚起するとともに観光資源にもなる。これまでの県行政には、これらの観点が欠落し、青少年を大切に育む環境づくりが手薄ではなかったか。
 追手前小学校の跡地は、先人が国力の乏しい時代の中で教育に情熱を燃やし子孫の繁栄を願って築いた尊い土地。先人の汗がにじんだ、また関係者の思いのこもった教育的遺産である。先人の意志に従い、感謝して「オーテピア」と相まった文化、教育施設を集積して市民全体のために末永く活用すべきであると思う。
 個人的な欲求や利便を目的とした目先の利益のために提供する土地ではないのだ。次代を担う青少年のため「オーテピア」の西敷地には、漫画を含む総合的な県立博物館を建設すべきだ、と考える。

3.背中の教え
【西村澄子、70歳、主婦、高知市】
 高知新聞の「こども小砂丘賞最優秀作品」の窪川中2年、久保田聖那さんの「祖父の背中」に感動しました。
 背中には生き方が表れるとも言います。自分の作るお米をおいしく、誇らしく思ってくれる孫。知らないうちに生き方までも尊敬してくれていて、近づきたいと言ってくれる孫。おじいちゃんはどんなにうれしいことでしょう。そこにはことばを超えた「伝える」という自然な、そして強い絆を感じます。
 「背中」と言えばもう一つ思い出すことがあります。写真が趣味の姉が孫娘の成人式の時に撮った一枚。「合わせ鏡」と題したそれは、大きな鏡を背にした孫が、手鏡を手にして帯の結び具合を見ているものです。
 姉は言ったそうです。「自分の背中を見るには鏡が2枚必要なのよね。他人(ひと)にはいつも見えている背中だから、他人(ひと)のアドバイスには耳を傾けなさいね」と。成人になった孫に何よりのはなむけの言葉だと思いました。
 教えたり、学んだり、背中ってすごい! 私も時には心の合わせ鏡で、自分の背中・生き方を見つめなければ、と思ったことでした。

4.「9条」の改憲とは
【大崎哮子、78歳、主婦、高知市】
 2016年に、憲法「9条」のもとで禁じてきた集団的自衛権行使を解禁する安全保障関連法が施行された。
 この自衛権行使とは、「日本への武力攻撃、また密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、日本国民の存在、生命、自由の権利などに危険がある場合に武力行使が認められる」というのである。
 「戦争放棄」「戦力不保持」をうたった「9条」がある限り武力攻撃などありえないと思う。しかし、安倍政権はこの「9条」の中に集団的自衛権を位置づけると言っている。
 そうなると、海外への自衛隊派遣が当然のことのように起こり、他国のために武力行使をする事態が頻繁に起こる。自衛隊員たちは危険にさらされ、生命の保証もないまま命令に従うことにもなる。
 北朝鮮の度重なるミサイル発射に対し、トランプ米大統領は「日本は迎撃すべきだった」と言い、また「米国の兵器を日本は大量に買うべきだ」と言っている。まるで戦争の準備をせよと言わんばかりに、安倍政権をあおりたてている。
 「9条」の改憲は国民投票によると言っている。自衛隊員はもとより、子、孫、若者たちが「戦争」ごとにさらされるようなことがあってはならない。私たちは「9条」の改憲に断固反対を訴えていこうではないか。


《小学生特集》

1.何にでも努力したい
【吉永萌絵、高知市春野東小6年】
 私たちは国語の授業で、自分の将来や生き方について考えるために、プロフェッショナルとされる人たちの生き方や考えについて調べていきました。
 私は弁護士の仕事をしている志賀こず江さんのことに興味を持ちました。志賀さんは主に民事、家事、刑事事件の弁護などを行っています。
 日本航空国際線の客室乗務員を退職して主婦だった志賀さんは、主婦業と親の介護で通学は難しかったので、通信教育で大学の法学部に入学したそうです。その後13年間の受験勉強の結果、司法試験に合格。5年間の検事を経て現在、弁護士として働いています。
 法律の専門家として民事であれ家事であれ、刑事であれ100パーセント満足のいく結果が出ることがないことや、弁護士はカウンセリング的な役割が求められることも理解したそうです。
 「現実世界で生きる人間にとって、少しでも良い結果がもたらされるような決着が得られるように、弁護士は努力しなければならない」とも言っています。
 私が考えるプロフェッショナルは何があってもあきらめずに、一生けんめい何にでも努力する人です。私はそのような人になりたいです。

2.大人になったら
【小松千乃、中土佐町久礼小2年】
 わたしは、大人になったら、アイドルになりたいです。
 なりたいわけは、たくさんの人に自分の歌を聞いてもらいたいし、自分の歌で、聞いている人がえがおになってくれると、とてもうれしいからです。
 わたしは、ダンスと歌が、大すきです。だから、大人になったら、どうしてもアイドルにはなりたいなぁと思います。
 そのために、アイドルになれるようにダンスのれんしゅうや、歌のれんしゅうをがんばりたいです。

3.剣舞をやりませんか
【森岡俊充、高知市高知小5年】
 ぼくは、たまに剣舞の練習をしています。剣舞というのは詩吟に合わせて剣を抜いて舞う舞のことです。
 ぼくは今「不識庵機山を撃つの図に題す」という、頼山陽さんが作られた詩で舞っています。川中島の戦いを描いた詩です。この剣舞をやらなかったら、歴史に興味がわかなかったでしょう。やっていてよかったです。
 ぼくは初めて人前でやったときは、きんちょうしたけど、だんだんとなれたら楽しくなってきました。しかも見に来られた方が「とても上手だね」や「また舞いに来てね」などと声をかけてくれるので、とてもやりがいがあります。
 けれど舞う人が年々少なくなっています。みなさんも舞ってみませんか。とても楽しいですよ。それか、ぼくのおばあちゃんもやっている詩吟をやってみませんか。体力のない方にはおすすめします。みんなで歌ったりしませんか。ぜひみなさんもやってみてください。

4.初めて聞いた講演
【岩見奏愛、南国市久礼田小6年】
 県防災教育フォーラムに参加して、大木聖子先生の講演を聞きました。
 最初は「何で知らん人の講演聞かないかんが」と思っていました。けれど、表現の仕方が分からないくらい、私たちが今まで習ってきたことや、習ってないことが90分間に「ぎゅっ」とまとまった、とても素晴らしい講演でした。
 今までの授業を100回聞くより、講演をしてくださった大木先生の話を1回聞いた方が良いと思うほどでした。
 「もし、たくさんの板をものすごい力の人が割ったら、周りの人に伝動して、ゆれが伝わりますよね。これを地震と言います」など、「もし」の例がすごく分かりやすかったです。これぞまさに「百聞は一見にしかず」だな、と思いました。
 防災小説も、心に残りました。土佐清水市の中学生が読んでくれたり、先生が紹介してくれた小説はすべて、希望をもって終わっていました。その小説のように、南海トラフ大地震がきても、希望をもって避難所生活を送りたいと思いました。
 初めて聞いた講演が、大木先生のもので良かったなと心から思っています。また防災を学ぶ機会があったら、お話を聞きたいです。

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