2018.02.20 08:00

声ひろば 2018年2月20日、火曜日

1.運転免許証を返納
【可知文恵、84歳、高知市】
 昨年6月、運転免許証書き換えのお知らせが来た。自動車学校での講習、認知症テスト、視力、聴力検査を受けて、その結果を持参するようにとのこと。
 私は自動車学校に電話して申し込んだが、何かそれが大変億劫(おっくう)になり受講をキャンセル、昨年の12月に自動車免許証を返納した。
 思い返せば、私が初めて免許証を取得したのは昭和39年5月30日、「第1種 二・小・原」でホンダのカブで通勤していた。その後、昭和40年2月6日、「第1種 その他」軽自動車の免許を取り、軽自動車で通勤するようになった。
 面白いことにその免許証には自動二輪も付いていたが、それに乗ったことはない。その後、軽自動車の免許証では軽自動車に乗れなくなるとのことで、自動車学校で講習を受けて、普通免許に切り替えた。
 今、私は55年間の車運転生活に終止符を打ち、マイカーのない生活をすることになった。覚悟はしていたものの不便この上ない。
 買い物にスーパーへ、郵便局、病院、百歳体操へなど、すべてタクシーのお世話になることに。運転免許証を返上すると、運転経歴証明書を頂き、タクシーは1割引きになるというけれど、あまりにも近い所はそれを出しにくいので使わないことが多い。
 運転手さんから言ってくださる時は、使わせていただく。たまに友人のお世話になるが、ありがたいことこの上ない。

2.高齢者の居場所
【松村雅温(まさはる)、80歳、高知市】
 誰にも幸せな場所があると思いますが、私にも幾つか幸せな場所があります。
 私がカラオケを始めて6年になります。理由は「ストレス解消と認知症防止」、このカラオケは私にとっては最高のストレス発散です。ストレスには、物理的、化学的、心理的などの要因が考えられますが、われわれ人間関係においては心理的な比重が大であると思います。
 音楽は昔から親しまれ、使われ、今日なお盛んです。そこで私の練習が始まります。今、一番歌ってみたいと思う曲のテープを買い求める事から始めます。これをラジカセで繰り返し繰り返し一緒に歌う事にしています。一応覚えたら、そうです、「幸せな場所」宝永町のあるカラオケ店に行って歌ってみます。
 このお店は雰囲気、音響が良く、調子の良い時には上手、下手は、ともかくも、何曲も歌わせてもらって、自分なりに、満足感を味わい充実した気持ちにさせてもらい、「幸」を与えてくれます。
 カラオケは他人に迷惑を掛けないし、頭の体操にもなり、認知症予防に役立つと思います。80歳が来て生活のリズム感を持って、なお、健康に自分を運転できるカラオケは、趣味の一つとしても続けていきたいと思っております。

3.四国登山を目指して
【松本和明、78歳、高知市】
 年賀状に「今年は四国登山を計画」と書いてきた九州の知人に触発されて、正月早々から七ツ淵参道で登山同行の体力づくりに励んでいる。
 彼とは高知へ単身赴任した時知り合い、当時ブームの「四国百山」(高知新聞社刊)を参考にともに登った仲であった。何度かの転勤の後郷里の九州で定年となり、地元の登山会に入って彼の計画する年1度の四国登山に何度か同行した。
 土日の限られた日程での縦走登山であった。例えば、愛媛県新居浜市の「日浦登山口~西赤石山~物住頭~八巻山~山小屋泊~東赤石山~権現山~エビラ山~二ツ岳~肉淵登山口」というもの。会員に現職者がいれば、縦走登山が予想される。
 七ツ淵参道の楽しさは、子供の頃の滝を鎖で巡る冒険の面白さの思い出と望六峠茶店(今は閉業)に懐かしさが残るからである。
 それに、参道整備に日々励むボランティアの存在に感謝である。ことに昨秋の台風18号の強風で、七ツ淵神社手前700メートルの参道には杉20~30本が倒れ、除去にこの1月までかかった労力には頭が下がる思いである。
 今日も昔の思い出とボランティアの力を背に、四国登山を目指している。 

4.弾薬庫の文化財指定を
【馴田正満、70歳、平和資料館「草の家」会員、高知市】
 高知市朝倉にある旧大蔵省印刷局の敷地内に、かつての陸軍歩兵第44連隊の弾薬庫と講堂、弾薬庫を囲んだ土塁の一部が残っています。連隊跡地の大部分は隣接する高知大学の敷地になりましたが、そこには当時の建物は1棟も残っていません。
 第44連隊は戦前、高知県の「郷土部隊」で明治、大正、昭和と、男子のほとんどがこの連隊に入営して軍事訓練を受けました。戦争が始まると、ここから中国大陸や南方の島々へと出征し、多くの方が戦死・戦病死しました。
 今も当時の建造物が残るこの敷地は県民にとって歴史的に貴重な遺産であり、「慰霊の地」と言ってもよいでしょう。
 敷地を管理する財務省は売却する方針ですが、現在競売を中断した状態です。本紙報道(1月26日)にあるように、敷地と建物を調査した県文化財保護審議会は「建物は県指定か国登録文化財。跡地も平和学等の教材、学びの場として(活用する)意義がある」との答申を県教育長に手渡しました。
 高知県は答申を尊重し文化財として登録・保存してください。そして高知県・高知市・高知大学の3者が協議して有意義な活用方法を考えていただくことを願っています。民間売却、マンション建設となることを危惧します。

カテゴリー: コラム

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