2018.02.19 08:45

高知県四万十町の活性化案競う 大賞に製材業の橋本章央さん

最終審査出場者に囲まれ、大賞を喜ぶ橋本章央さん=前列右から2人目(四万十町琴平町)
最終審査出場者に囲まれ、大賞を喜ぶ橋本章央さん=前列右から2人目(四万十町琴平町)
 高知県高岡郡四万十町の活性化や課題解決のアイデアを募る「四万十ビジネスプランコンテスト2017」最終審査会が18日、四万十町役場で開かれた。1次審査を通過した12人で公開プレゼンテーションを行い、町産木材を使った仮設住宅を提案した製材業の橋本章央(ふみお)さん(66)=広瀬=が大賞に選ばれた。活動資金として賞金100万円が贈られる。

 町内で新事業に挑戦する人を応援しようと四万十町が初めて実施した。県内外から22人が応募。審査員は県の起業支援コーディネーターを務める高知大学地域協働学部講師の須藤順さん(36)ら5人で、13人が最終審査に残った。

 この日は病欠者を除く12人が出席。「犬と共生できる観光事業」「朝採れ野菜の移動スムージー販売」「ショウガ炊き込みご飯の素(もと)」など、2回のブラッシュアップ会を経たプランを次々と提案した。

 橋本さんは「小さな『ouchi』プロジェクト」と題して発表。40年以上、山と向き合ってきた経験から山林が荒廃している現状を憂い、間伐材も生かしたタイニーハウス(小さな家)や、災害時に活用できる安価な木造仮設住宅を提案した。

 審査委員長の須藤さんは「林業の新しい形が見える。さらに磨き上げていきましょう」とサポートを約束。大賞者は3年以内に町内で事業を実施することになっており、橋本さんは「子孫のため、山を育ててきた先人たちの思いを次世代へ受け継げるよう、100歳まで頑張ります」と話していた。

 ほかにも3件を特別賞に選出。今後は、審査員を務めた企業経営者らが支援していく。

カテゴリー: 社会政治・経済高幡


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