2018.02.14 08:30

海援隊士らの交流伝える 高知県安田町「和」で書簡初公開

海援隊士らの維新後の交流を伝える書簡(安田町の安田まちなみ交流館「和」)
海援隊士らの維新後の交流を伝える書簡(安田町の安田まちなみ交流館「和」)
 坂本龍馬の跡目を継いだ元海援隊士、坂本直に宛てて、弟で自由民権運動家の坂本直寛や、海援隊士から高知県知事になった石田英吉らが送った書簡10点が、安芸郡安田町の安田まちなみ交流館「和(なごみ)」で、17~25日に初公開される。

 書簡は昨夏、龍馬の「最長の手紙」とされる史料とともに県に寄贈され、県立坂本龍馬記念館が所蔵。安田町は直や直寛、石田の出身地に当たり、「和」で企画展「其(そ)の後の海援隊士たち 龍馬スピリットの行方」を開催中であることから、直宛ての10点が貸し出された。

 直寛は明治12(1879)年の書簡で、龍馬の姉、乙女の持病が悪化して明日をも知れぬ状態であることなど、高知で暮らす近況を東京の直に報告。乙女は手紙から間もなく亡くなった。他に、高知で脚気(かっけ)が流行しているといった記述もあり、直と直寛の兄弟間の私的やりとりは珍しいという。

 また、石田が自身の母親が亡くなったことをしたためた手紙(明治25年)や、長岡謙吉が東京在住の海援隊士の消息を報告した書簡(明治4年)もある。

17日に講演など
 展示初日の17日は「和」のスタッフが書簡の見どころを解説するほか、幕末維新史に詳しい早稲田大の遠矢浩規教授が「海援隊のグループ構成と龍馬暗殺後の活動」と題して講演。観覧者を交え、海援隊を自由に語る座談会も行う。問い合わせは和(0887・38・3047)へ。 

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