2018.02.02 08:45

阪神、活気あふれる 西武、投手王国目指す 高知県で2軍始動

ブルペンで投球練習する西武今井(春野ドーム)
ブルペンで投球練習する西武今井(春野ドーム)
 高知県ではプロ野球の阪神と西武の2軍が1日、春季キャンプ入り。冷たい雨が降るあいにくの天気となり、阪神は安芸ドームで、西武は春野ドームで始動した。

打撃練習に汗を流す阪神小宮山(安芸ドーム)
打撃練習に汗を流す阪神小宮山(安芸ドーム)
 安芸の阪神は、午前9時すぎの歓迎式で横山幾夫安芸市長が「泥くさく、かっこいいタイガースとして戦ってほしい。充実したキャンプを過ごし1軍で活躍を」とエール。30人全員で丹念にアップした後、投手と野手に分かれて練習を開始した。

 ブルペンでは早速、ドラフト5位の谷川や、4年目左腕の横山らが熱い投球を見せ、矢野監督は「ボールにも、気持ちにも躍動感があった」。けがからの復帰を目指す上本が鋭い打球で好調をアピールするなど、野手陣も活気にあふれていた。

 雨でドーム内の練習がメインとなったため、球団はファンに2階通路を開放。入り待ちのファンの列の前に突然、矢野監督が姿を現し直筆サイン入りカードを手渡すサプライズがあったほか、選手らも気軽にサインするなど、例年よりファンサービスも充実していた。

 「超積極的」をテーマの一つに掲げる矢野監督は「練習でできないことは試合でできない。より意識を高く持ち取り組んでほしい。明日以降が楽しみ」と期待していた。

 一方、春野の西武B班も午前9時15分から練習開始。29人の選手全員で元気に声を出してウオーミングアップをした後、投手陣と野手陣に分かれて、ノックや投内連係、打撃練習などに取り組んだ。

 投手陣では、2016年夏の甲子園優勝投手で2年目の今井が、ブルペンで捕手を立たせながら30球。1年前は1軍キャンプに参加しながら右肩の張りで途中離脱しており、「今年は焦らずじっくりやっていく。右肩も問題ないので、今シーズンは1軍で投げたい」と意気込んでいた。

 野手陣の練習では潮崎監督が打撃投手を務める場面も。潮崎監督は「一人でも多く1軍へ送り込んで、いい思いをさせてあげたい。今年は野上と牧田がいなくなり、投手陣は大チャンス。投手を育てて投手王国をつくりたい」と話していた。

 キャンプは阪神が28日までで、休養日が5、9、14、19、23日。西武は23日までで休養日は5、10、15、19日。1軍主体のA班は20日から25日まで、春野球場でキャンプを行う。

1軍復帰を目指す横田(安芸ドーム)
1軍復帰を目指す横田(安芸ドーム)
阪神横田 病気から復活期す 父の故郷で恩返し誓う
 脳腫瘍からの復活を期す高知県ゆかりの若虎、横田慎太郎外野手も、安芸での全体練習に参加した。

 父の真之さんは南国市出身で香長中、明徳高などを経てロッテなどで活躍した。鹿児島出身の慎太郎も中学時代までは毎年のように里帰りをしていたという。

 将来のクリーンアップとして期待されていたが、昨季の春季キャンプ中に体調不良を訴え、病気が発覚。以降は治療に専念し、昨年9月に球団寮に戻り、個別の練習を重ねてきた。5年目の今季は、育成契約でのスタートとなった。

 この日のアップ、全体のランニングでは先頭で大声を出して走り、以降も積極的に前で体を動かした。野手陣とのキャッチボール以降は個別メニューで調整。フリー打撃では「出せる範囲で、全ての力を出し切って」約20分間、トレーナーが投げる緩めのボールを打つ姿も見られた。

 「昨年のちょうどこの時期に病気が分かった。きょうユニホームを着て、練習ができたのがうれしい。いろんな人に支えてもらった。ファンの方から『頑張れ』の声ももらった。これから先、恩返しがしたい」とまっすぐ前を見て話した横田。「うれしさを一日一日感じて、前だけ向いてやっていこうと思う」

 矢野監督も「しっかり努力している。ファンにはちょっと待ってもらうが、変わらず応援してもらえたら」と話した。

練習試合を実施
 県内でキャンプ中の阪神、西武の2チームは、以下の日程で練習試合を行う。試合はいずれも、午後0時半開始予定。

(練習試合日程)
11日 阪神―四国銀行 安芸
12日 阪神―ハンファ 安芸
17日 西武―阪神   春野
18日 阪神―高知FD  安芸
22日 阪神―西武   安芸
25日 阪神―JR四国  安芸

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カテゴリー: スポーツ土佐路の球音スポーツ


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