2018.01.27 08:25

「災害に心の備えを」 高知市で宮城の元小学校長講演

「心の備えをしてほしい」と児童に訴える鈴木洋子さん(26日午後、高知市一宮東町1丁目の一宮東小学校)
「心の備えをしてほしい」と児童に訴える鈴木洋子さん(26日午後、高知市一宮東町1丁目の一宮東小学校)
 南海トラフ地震に備え、県民の防災意識を高めてもらう高知新聞社主催の「一宮東いのぐ塾」が26日、高知市の一宮東小学校で開かれた。東日本大震災の被災者による講演や地元の住民同士の語り合いを通じ、防災に幅広く関心を持ってもらうための課題などを共有した。高知新聞が進める防災プロジェクト「いのぐ」の一環。
 
 震災当時、宮城県石巻市の門脇(かどのわき)小学校の校長だった鈴木洋子さん(67)が、児童や保護者ら約220人を前に講演。同校の校舎には出火した車やがれきが津波で押し寄せ、津波火災の被害にも遭ったことを紹介した。
 
 同校では津波に備えて校舎の裏山に避難する訓練を行っており、鈴木さんは「訓練通りに避難することで、多くの児童の命を守ることができた」。地震や津波について学び、訓練に真剣に取り組むことが大事だとし、「家族と話し合い、心の備えをしてほしい」と児童に呼び掛けた。
 
 地元の自主防災組織の代表や保護者らによる語り合いでは「防災訓練の参加者が少ない」との課題が出た。親子で参加できる場を設けたり、地域イベントに防災を学べるメニューを盛り込んだりして幅広い世代の参加を促すことが提案された。
 
 「いのぐ塾」は東北のブロック紙・河北新報(本社・仙台市)の協力を得て、2016年から県内各地で開催しており今回が5回目。

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カテゴリー: 社会いのぐ災害・防災高知中央


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