2018.01.20 08:00

声ひろば 2018年1月20日、土曜日

1.人生は祈り
【森本龍己、64歳、自営業、いの町】
 20代の頃、手に職を付けたものの私は数年間、仕事がなくて苦しんだ。一人の青年と知り合ったのは、そんな最中のことであった。
 彼は初対面の私に「人生は祈りだ」と言った。首をかしげていると「石に矢の立つためしあり」と言った。奇人変人としか思えなかった。
 そんな彼が、ある日、長兄の結婚相手だと言って、女性を連れて来て見合いをさせた。そして、結婚式まで挙げさせたのだ。司会進行も自分でやってしまうのでビックリした。歌まで歌った。軍歌だった。「御国(みくに)にかおれ桜花」と。これには参加者もただビックリするばかりだった。
 私には「日記を書け」と言った。書くと「字が汚い」とののしった。その上、「小学生用のノートに書け」と言ったのだ。悔しかった。
 一方、朝の祈りから出発する仕事の方は、少しずつ軌道に乗り始めていた。ある時、営業に行くと、その会社の社長が文句を言った。「名刺が線香臭い」と。恥ずかしかった。
 出会いから三十数年たった頃、彼は、長兄夫婦の娘の就職の世話をしてくれた。その数年後には、今度は職場結婚の仲人をしてくれたのである。彼が64歳の時のことだ。
 私も今年64歳になった。いつしか、私も「人生は祈りだ」と言うようになっていた。「石に矢の立つためしあり」とか言いながら、後輩たちを励ます生き方をするようになっていた。

2.「薪風呂健在」を読んで
【川添文子、75歳、主婦、香美市】
 3日の朝。本紙をポストから取り出し、目に飛び込んできたのは1面の「薪(まき)風呂健在」の記事。「いいなあ、いいなあ」。いつもなら朝食を済ませてゆっくり目を通す朝刊なのに、その日は思わず一気に目を走らせていた(36面にも)。
 そして、遠い昔のわが家での出来事を思い出していた。そういえば、わが家でも(どこのご家庭でもそうだったように)薪を燃やしての入浴だったなあ。
 その風呂を、家を改築するために取り壊し、しばらくの間、露天風呂に入っていた。夏のこととて星空を眺めながらの入浴は、この上もなく気持ちが良かったものだ…。
 それにしても、一つの記事を紙面に載せるってことは、こんなにも努力がされているんだ、と改めて感動しました(体験入浴されたなんて素敵(すてき)ですよねえ)。
 そして今なお薪風呂を使っていらっしゃる方々の現状、思いがしっかりと伝わってきました。できることなら“シリーズ”で続けてほしいと思いながら、しばらくの間、紙面を眺めている私でした。

3.世界の走り鍋島選手
【竹岡智巳、57歳、保険代理業、高知市】
 これが世界選手権に出場した選手の走りか!と驚きと感動で胸がいっぱいになりました。
 14日に行われた都道府県女子駅伝の、1区を任され区間賞になった鍋島選手。ただ体調は万全ではなく、インフルエンザの影響で、練習を再開したのは8日になってからだそうで、彼女の気力にはただただ感心するばかりです。
 そして他のメンバーも鍋島選手に引っ張られるように、懸命の力走でたすきをつなぎ、過去最高の16位という素晴らしい結果となりました。
 大会は中学生、高校生、社会人で構成されるため、県内に有力な陸上部がある企業が少なく、過去には社会人区間を高校生が走るということになり、どうしても全国で戦うだけの戦力にはなりませんでした。
 しかし今回は、いずれも山田高校卒業生の日本郵政グループの鍋島選手、京セラの松田選手の走りは、高校を卒業してからも陸上を続けていく生徒たちにとって励みになり、また目標にもなることでしょう。
 本紙に語っている永田監督の「次はベスト10、ベスト8を目指す」という目標は意外と早く達成されそうな、そんな気持ちにさせてくれる見事な大会でした。

4.18歳で成人は早過ぎる
【宮本健太、21歳、大分大学2年】
 私が成人式を迎えて1年がたった。「大人として扱われているな」と実感できる出来事が増えてきた。
 しかしその半面、大学進学にあたり親に頼って生活しており、「まだまだ大人とは言えない」と思う時もある。21歳の私は今、大人に近いとは思うが、まだ子どもと大人の間でいるような状態だ。
 政府は今年の通常国会で、成人年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正案を提出する予定である。
 成人式を1月に開催する自治体が大半だ。18歳の大多数を占める高校3年生は大学受験シーズンの最中で、成人式に参加できない学生もたくさんいるはずだ。しかし、それは時期的な問題であり、成人式の時期をずらすなどで簡単に解決できる。
 私は成人年齢18歳引き下げに反対だ。それは大多数の18歳は大人ではないからだ。1年前に成人式を迎えた21歳の私ですら、大人になった自覚を感じながらも、現実は親からの支援を受けて大学生活を送ることができている。18歳ならばなおさらだ。「18歳で成人」というのは早過ぎる。
 もし「18歳で成人」としたいのであれば、まずは若者に対する自立支援をもっと充実させる必要がある。親からの支援でどうにか生活している人を「成人」とするのはおかしい。


《小学生特集》

1.火起こしをしたよ
【大塚美結、南国市久礼田小6年】
 この前、3・4時間目に火育&防災の勉強をしました。LPガス協会のみなさんに、教えてもらいました。
 まず、紙芝居で火と地震の勉強をしました。次は私が楽しみにしていた、火起こしをしました。最初は時間がかかったけど、火がついた時は、うれしかったです。火起こしでついた火で、かまどご飯をたきました。
 かまどご飯がたけたら、ふたをとってご飯を見ました。ご飯は真っ白くて、とてもおいしそうでした。
 この間に、重森先生と給食当番の人たちが、非常食のおかずを作ってくれていました。メニューは、かつおのフレーク丼、わかめスープ、ウインナー、サラダなどです。デザートに、大学いもも作ってくれていました。
 わかめスープは野菜のだしだけで作っていたけど、わかめと合っていておいしかったです。火育&防災を生かして、避難生活をしたいです。

2.毎日運動し体力アップ
【川村茉央、高知市横内小6年】
 みんなは、どれだけ一日に運動しているでしょうか。
 わたしは、毎日15~20分は、体を動かしています。わたしは、それを、これからも続けたいと思っています。
 毎日体を動かすことで、体力アップするからです。もし、体力テストの20メートルシャトルランをするとなったら、毎日体を動かしていたら、シャトルランの記録がのび、いろいろなことが得意になります。
 ほかにも、国が行っている調査の結果から、現在の子どもの体力低下が深刻だということが分かっています。体力低下は、子どもにさまざまな悪いえいきょうをあたえます。例えば、けがや病気をしやすくなるほか、意欲や気力が低下するという精神面での悪いえいきょうもあります。もし、毎日体を動かしていると体力が低下しないし、さまざまな悪いえいきょうをあたえません。
 運動する時間が少ない人や全く運動しない人は、運動する時間がないと言うでしょう。でも、生活の中では、元気に体を動かすコツはいっぱいあります。例えば、近くのスーパーに車で行くのではなくて、歩いて行くことや、お母さんのそうじのお手伝いをするなど、生活の中で体を動かすことがいっぱいあります。
 運動することは、病気にかかりにくくすることにつながるので、いつでも元気な体でいられます。みなさんも毎日運動するようにしてください。

3.犬猫にも命がある
【森山美結、高知市春野西小6年】
 私は小さいころから家に犬がいる環境だったので、動物が大好きです。なぜ、捨てられる犬猫は減らないのでしょうか。
 捨てる理由は、かわいいけど手をかむから、うるさいからなどだそうです。しかし、それは犬猫が悪いわけではないと思います。きちんとしつけをしなかった、飼い主がいけないんだと思います。
 江戸時代、徳川綱吉の出した生類あわれみの令までとはいわないけれど、犬猫にも命があることを忘れないでほしいです。
 ところで、犬の十戒という詩が今、「犬と私の十の約束」の本でわかりやすい文になっています。この詩は犬の気持ちになりきって「気長につき合ってください」「言うことを聞かない時には理由があります」などと書かれています。
 飼う前にも「家はペットの飼える環境であるか」「家族はみんな飼うことに賛成しているか」「365日休むことなく世話ができるか」「一生かかるお金を考えているのか」「しつけができるか」など、たくさん約束があります。
 以前、ある資料で犬猫を飼う理由を見ると、中に「自分が偉くなったような気分になるから」という衝撃的な理由がありました。
 私はこの考え方はおかしいと思います。犬猫はブランド品でもおもちゃでもかざりでもありません。こんな人は飼わないことが愛情だと思います。軽い気持ちで飼いたいと思ったり、飼うことはおかしいと思います。

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