2018.01.16 08:20

高知で坂本龍馬記念館の新館が完成 史料収蔵も充実4/21開館

既存館の隣に完成した県立坂本龍馬記念館の新館(高知市浦戸)
既存館の隣に完成した県立坂本龍馬記念館の新館(高知市浦戸)
 4月21日に新装オープンする高知市浦戸の高知県立坂本龍馬記念館(休館中)の新館がこのほど完成。2階建ての建物は「蔵」をイメージした外観で、既存館(改修中)と渡り廊下で連結した構造。史料を収蔵・展示する環境が充実しており、既存館の2倍以上の広さになる展示室で、龍馬に関する貴重な実物史料を数多く公開する予定だ。

 1991年完成の既存館は、海側に突き出したガラス張りの構造で潮風や日光など歴史史料を収蔵展示する環境に問題を抱えていた。県は2015年に、隣接する駐車場(971平方メートル)に新館を建設し、既存館を改修する方針を決めた。

 高知県文化振興課によると、建設工事は2016年10月に着工し、昨年12月中旬に新館が完成。現在は内装工事などが行われている。両施設の建設費は約14億6500万円、総事業費は約26億2500万円となる見込み。

 新館は地上2階・地下1階の鉄筋コンクリート造で、延べ床面積1947平方メートル。外観は市松模様に小窓を配したデザインで、地下1階に資料搬入口、1階に受付やホール、2階に三つの展示室(計458平方メートル)や収蔵庫(110平方メートル)などがある。

 建物は2重の外壁を備え、温湿度管理や遮光、塩害対策など史料の収蔵展示に配慮した構造で、国宝・重要文化財の展示時に文化庁の許可を必要としない「公開承認施設」の機能を備えている。

 手紙や掛け軸など約1100点ある収蔵史料から龍馬の生涯を追う展示を行う新館と、体験施設や映像で分かりやすく幕末の社会や龍馬について紹介する既存館と異なる楽しみ方ができるという。

 高松清之館長は「本格的な歴史博物館としての機能が整い、多彩な展示が展開できるようになった。新しい龍馬記念館に期待してほしい」と話している。

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カテゴリー: 社会坂本龍馬高知中央文化


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