2018.01.16 08:00

小社会 もう死語になっただろうが、きょうは「やぶ入り」。…

 もう死語になっただろうが、きょうは「やぶ入り」。奉公人が正月と盆の16日前後に、主家から休暇をもらって親元などに帰る日である。江戸に始まる風習は現在なら落語で聴ける。

 男親は一人息子が久しぶりに帰ってくるので落ち着かない。うまいものをいろいろ食べさせたい。あちこち連れ歩きたい。そこへ帰ってきた息子は、立派に成長しており、父親は奉公先にこんな感謝の念を抱く。

 「こんなに大きくしていただいて、あいさつもできて、手土産持参で来るくらい人間的にも育ててもらった」。でっちや徒弟制度の時代だが、過酷な労働を強いられるイメージはない。あるじは奉公人に人間として接するという姿勢がある。

 そんな雇い主ばかりなら奉公に出す方も安心だろう。だが現代の日本には「外国人技能実習生」という、ゆがんだ制度がある。労災による死亡と認定された外国人実習生が、2014年度からの3年間で22人に上ることが分かった。

 実習生の10万人当たりの労災死者数は3・7人で、日本全体の雇用者の1・7人と比べて2倍以上。実習生は日本人より危険で過酷な労働環境下にある。この制度は日本で学んだ技能を、母国で生かしてもらう国際貢献が目的。だがそれは名目で、外国人の労働力を安く搾り取ろうという魂胆が見え隠れする。

 慣れない環境で頑張っている実習生は25万人。「働き方改革」とは何なのだ。実に恥ずかしい。


1月16日のこよみ。
旧暦の11月30日に当たります。つちのえ さる 九紫 仏滅。
日の出は7時10分、日の入りは17時21分。
月の出は6時16分、月の入りは16時41分、月齢は28.9です。
潮は大潮で、満潮は高知港標準で6時19分、潮位154センチと、17時19分、潮位159センチです。
干潮は11時45分、潮位71センチです。

1月17日のこよみ。
旧暦の12月1日に当たります。つちのと とり 一白 赤口。
日の出は7時10分、日の入りは17時22分。
月の出は7時02分、月の入りは17時33分、月齢は0.0です。
潮は大潮で、干潮は高知港標準で0時06分、潮位-3センチと、12時17分、潮位67センチです。
満潮は6時49分、潮位157センチと、17時52分、潮位162センチです。

カテゴリー: 小社会コラム

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