2018.01.16 08:15

平山産の小麦で「平山うどん」 高知県香美市のスーパーで販売

「平山うどん」をPRする石川靖社長=中央=と門田隆稔さん=左=ら(香美市土佐山田町の「バリューかがみの」)
「平山うどん」をPRする石川靖社長=中央=と門田隆稔さん=左=ら(香美市土佐山田町の「バリューかがみの」)
 高知県香美市土佐山田町の山間部、平山地区で栽培された小麦を使った冷凍うどん「平山うどん」を、土佐山田町内でスーパー「バリュー」を経営する「土佐山田ショッピングセンター」(石川靖社長)が販売している。栽培には住民や山田高校の生徒たちも協力し、地域の力で結実した。

 「土佐山田ショッピングセンター」は、土佐山田町の休耕田で米作りをするなどの活動をしている。小麦の栽培は、平山地区の地域交流施設「ほっと平山」の施設長、門田隆稔さん(36)らに石川社長が呼び掛けた。

高校生らも参加した小麦の収穫風景(昨年6月、香美市土佐山田町平山)
高校生らも参加した小麦の収穫風景(昨年6月、香美市土佐山田町平山)
 地区内の耕作放棄地計700平方メートルほどに2016年11月、和風の麺類に適しているとされる品種「農林61号」の種をまいた。作業は山田高商業科の生徒たちも手伝い、昨年6月に収穫。高知市の九竜製粉所に持ち込み、表皮や胚乳などをつけたまま加工して約70キロの全粒粉ができた。

 その一部を使い、四万十市のカツマジャパンに製麺を依頼。北海道産の小麦粉と平山の全粒粉を7対3の割合で混ぜて約1200食分を作った。茶褐色の見た目と、もちもちした食感が特徴だ。

 門田さんは「平山が子どもたちの世代になったときに衰退しているようでは駄目。次の世代に産業をつなぐための第一歩ができた」と喜ぶ。

 平山地区では現在、畑の面積を計1500平方メートルほどに倍増させて次の小麦を栽培している。石川社長は「地元の人たちが協力してくれたからこそ、小麦を作れた。次は焼き菓子なども開発できれば」と話している。

 うどんは2食(400グラム)入り540円(税込み)で、350セットをバリュー全3店で販売。残りのうどんは総菜やイベント用に使い、小麦粉は店で販売するパンや、ほっと平山で提供するピザにも生かされる。

カテゴリー: 主要社会香長


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