2018.01.13 08:40

道の駅「四万十とおわ」新管理者に 高知県四万十町議会可決 ドラマ社運営3月まで

道の駅「四万十とおわ」の新たな指定管理者議案を可決した四万十町議会(12日午前、同町琴平町)
道の駅「四万十とおわ」の新たな指定管理者議案を可決した四万十町議会(12日午前、同町琴平町)
 高知高岡郡四万十町議会12月定例会で現指定管理者の継続運営が否決された道の駅「四万十とおわ」(同町十和川口)について、同町議会は12日の臨時会で、地元や町外の有志が出資した「株式会社四万十とおわ」(同)を新たな管理者とする議案を賛成多数で可決した。期間は4月1日~2021年3月31日。07年の開業時から運営してきた「株式会社四万十ドラマ」(同町広瀬)の道の駅業務は、今年3月末で終了する。

開業10周年イベントでにぎわう道の駅「四万十とおわ」(昨年7月、四万十町十和川口)
開業10周年イベントでにぎわう道の駅「四万十とおわ」(昨年7月、四万十町十和川口)
 道の駅「とおわ」の指定管理者の選定では、より良い民間の力を生かそうと、今回初めて公募型のプロポーザル方式を導入し、両社が応募。町の審査ではドラマ社が候補者、とおわ社が次点となった。だが、町議会は12月、ドラマ社を管理者とする議案を「選考過程の公平性に疑義がある」などとして、賛成少数(賛成8、反対9)で否決した。

 町は「再公募や直営も視野に入れて継続策を検討する」としていたが、募集要項の規定に基づき、基準点をクリアしていたとおわ社を新たな候補者に選定。この日の臨時会に議案を提出した。

 討論では、下元昇、西原真衣、堀本伸一の3氏が賛成の立場で登壇し、「次点者の選定は、規定に基づいた適切な措置。全国区のドラマ社に続く十和の地場企業を育てる良い機会だ」「公募によって競争原理が働き、両社とも『指定管理者料ゼロ』の申請になった。審査の課題が浮き彫りになったこともプラスだ」などと述べた。

 反対討論では、緒方正綱、武田秀義、中屋康の3氏が「前回は審査の公平性に疑義があって否決しており、選考そのものが無効だ」「規定によりやむなしとの理由で、今回の議案を出したのではないか。審査の透明性を確保した上で、仕切り直すべきだ」などと主張した。

 採決の結果、賛成9、反対8で議案は可決。中尾博憲町長は「議決を尊重し、地域振興につながるよう、新管理者を指導助言していく。ドラマ社とも連携しながら、相乗効果が生まれるよう期待したい」と述べた。

とおわ新管理者 期待と不安 ドラマ社の手法 どう生かす

 道の駅「四万十とおわ」の指定管理者が、開業から11年目にして初めて交代する。過疎高齢化が進む高知県高岡郡四万十町十和地域の産業・観光振興の拠点づくりを担い、全国区の道の駅に育ててきた「株式会社四万十ドラマ」の手法に対し、町議会が変革を求める形になった。ただ、議会内の賛否は1人差と拮抗(きっこう)。地元や近隣地域でも期待と不安が錯綜(さくそう)し、賛否は分かれている。...

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カテゴリー: 社会政治・経済高幡


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