2018.01.05 14:30

スター・ウォーズ 最後のジェダイ 

レイ(デイジー・リドリー)=左=は銀河辺境の惑星で、ジェダイであるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)に師事しようとするが--
レイ(デイジー・リドリー)=左=は銀河辺境の惑星で、ジェダイであるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)に師事しようとするが--
かつての主人公 ルークは どう行動するか
 映画館で係員に尋ねたら「もう少し(お客さんが)入ってくれたら」と返された。とりわけ若い観客が伸び悩み気味らしい。スター・ウォーズの新3部作の中間エピソードとなる「最後のジェダイ」は、1977年の第1作から数えれば40年かかった第8作。確かに「これから見る」世代にとってはハードルが高いようだ。

 とはいえ、第8作だけの鑑賞だとしても、それなりに流れをつかみ楽しめるのではないかと思う。少々かみ砕いて説明してみたい。

 思春期の少女が自身の力(フォース)を高めようと、伝説の騎士(ジェダイ)の元を訪ねた。その騎士の昔の弟子はある事件から、敵対する方(ダークサイド)に走ってしまっている…。ただ少女は、その弟子が悪に染まりきっていないと信じながら力を伸ばすべく修行する。

 一方、帝国軍の生き残り組織(ファースト・オーダー)と抵抗組織(レジスタンス)との対立は依然続いているが、抵抗組織は終始押されて崩壊寸前に。生き残り組織に所属している弟子に対し、少女と伝説の騎士はどう行動するのか--。

 伝説の騎士はおなじみルーク・スカイウォーカー。年老いたが、かつての勇姿を演じたマーク・ハミル自身が演じるだけで第1作からの時間を実感し、感極まりそうになる。
 今回は彼が物語を左右する存在。主役の少女レイ(デイジー・リドリー)とダークサイドのカイロ・レン(アダム・ドライバー)を完全に食っていた。

 公開前、さまざまな予想が飛び交った「スター・ウォーズ」。ちょっと裏切っていく展開がスリリングだ。若き日のルークと異なり、人間くさく悩み葛藤する。賛否はあるだろう。個人的には納得のできない点もある。しかし前世代の主人公たちを超えていかなければ新たな支持を得られない。これも一つの答えか。

 サブストーリーを含め、多様な登場人物が活躍した構成はユニークだった。今後への布石をしのばせているのかも。

 残念ながらルークの双子の妹、レイアを演じたキャリー・フィッシャーは一昨年に亡くなった。次回作への影響はいかに。新たな「スター・ウォーズ」はまだこれからだ。

 TOHOシネマズ高知で上映中。

 (西森征司)

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カテゴリー: シネスポット文化


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