2017.12.26 08:00

声ひろば 2017年12月26日、火曜日

1.嶺北こども劇場
【高橋由美、57歳、本山町】
 この度、嶺北こども劇場がボランティア功労で、厚生労働大臣表彰を受賞することになりました。会員の一人としても感動です。
 嶺北こども劇場が誕生したのは今から26年前で、県内にはたくさんのこども劇場がありました。地域の母親や保育士らが立ち上げから関わり、プラチナセンターの文化ホールを会員で満員にしようと奮闘。本当に当初400人の会員で発足しました。
 テレビやゲーム機の遊びが身近にある中、月700円の会費は若い世帯に負担でしたが、子どもたちに本物の舞台を見せたいという思いに賛同。親子でまた一家で加入し、年3回の演劇を楽しみました。時には文化ホールの後ろまで演者が走り、劇場は大興奮でした。
 時はたって保護者の世代も変わり、私の子どもたちも巣立っていきました。現在、会員は70人となり、大きな劇団は呼べません。
 「こども祭り」のイベントなど知恵を絞っての活動ですが、会費も100円値上げとなりました。今ではこども劇場は県内で2市と嶺北だけとなりましたが、運営委員の努力と文化を愛する会員の熱意で存続し続け今回の受賞となりました。
 嶺北には子どもたちが目を輝かせ、大声で笑える劇場があります。お父さんも障害のある方も、一緒に笑っています。こんな幸せな時間を共有しませんか。

2.何じゃ「インスタ映え」
【伊野部勝輔、70歳、高知市】
 今年の流行語大賞に「インスタ映え」と「忖度(そんたく)」とが選ばれた。忖度はわかるが、インスタ映えという言葉を初めて聞くのは私だけなのか。なぜこんな言葉が選ばれるのか。これはスマホなるものを使用する者の楽屋用語らしい。
 私はそんな物も携帯もパソコンも所有していない。しかし何の不自由も感じない。こんな物に時間と労力と金を費やすのは人世における無駄ではないのか。ラインなどという物があるようであるが、これはデマを流すための格好の手段ではあるまいか。
 情報化社会で生きるなかで重要な事は、いかにその情報網、監視網をかいくぐってもぐるかという事であり、そしてまたそれをいかに見つけ出すかという能力である。これは大昔から何も変わっていない。関ケ原の合戦で小早川が裏切る、米国大統領選でトランプ氏が勝利するという事をひそかに知っていた人がいるのである。
 私がひそかに考える流行語大賞は「このハゲー」である。これは「このデブー」と同様に異性に対するほめ言葉である。私もそのほめられる者の一人である。

3.「歌う」から「書く」へ
【川添文子、75歳、香美市】
 歌うことが大好きで、長い間、高知市にある高知コーラス合笑団という合唱仲間の所まで元気に通っていた私。
 車に乗れないので自転車で土佐山田駅まで行き、JRさんにお世話になって高知駅まで。そこから電車に乗って練習場まで、ゆうに1時間は費やしていただろうか。それでも土曜日を待ちかねて通って行ったことであった。
 でも年がかさむに連れ、身体のあちこちが悲鳴をあげはじめ通院することが増え、あれだけ楽しく通っていた高知行きがつらくなり、残念ながら退団してしまった。
 しばらくは気力を無くし、何事にも身が入らなくなっていたのだが、最近やっと“これではいけない”と思いたち、もともと書くことは好きだったので、折に触れ思ったこと、感じたことを書き留めておこうとペンを走らせている。そして、時々はこの欄に投稿してみようかな、と。目標を持つことで三日坊主になることなく続けていこうと思っている。

4.干支ボトルで懐かしさ
【塩田準一、41歳、会社員、岡山市北区】
 毎年、この時期になると酒造会社から発売される来年の干支(えと)ボトルを注文しています。お酒を飲んで、ボトルをいつも実家の玄関に飾るようにしています。
 今年はどこのを購入しようか検索していると、高知県の酒造会社の干支ボトルが気に入り購入しました。そして先日届き、中身を見てみました。
 来年の干支「戌(いぬ)」。新年を迎えるにふさわしい迫力あるボトルでした。そして箱の中身を片付けようかと思い、荷崩れしないように丸めてあった新聞を手に取りました。
 しわを伸ばしておもむろに見てみると、高知新聞でした。「そりゃそうだよなあ~」と思うのと同時に懐かしさを感じました。片付けの手が止まり、しばらくしわになっている新聞を読みふけっていました。
 実は社会人1年目、岡山から高知へ転勤し、2年ほど住んでいました。初めての地で戸惑いながらも、高知新聞を営業カバンに入れ、ひたすら営業に歩きまわっていたのを思い出しました。
 あれから約20年。時がたつのは本当に早いものですねえ。このお酒を飲みながら昔を懐かしみ、年を越したいと思います。

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