2017.12.24 07:10

声ひろば 2017年12月24日、日曜日

1.写真展にて
【甲木隆、69歳、高知市】
 先日、土佐山田の美術館に足を運んだ。ここの美術館は、時折ユニークな催し物をするから本紙の「こみゅっと」欄から目が離せない。今回も昭和51年の高知市の日常を高名な写真家がさりげなく捉えた写真展が開かれていた。
 会場は当然と言えば当然な事だが、ほとんどが私と同年代か年上、それも夫婦連れと思われる人たちだった。
 展示されている写真は、見る者にわかりやすく地区別に分けられていて、写真家のそうした思いやりが、作品と共に会場全体をほのぼのとした優しさで包んでくれていた。
 残念な事に私は当時の高知市は知らない。だが家内は生粋の土佐っ子。写真に覚えがあるのだろう、食い入るように見入っている。そして会場の、あっちからこっちから、「これ知ってる、これあったあった」と弾む声がこだまする。懐かしさの中に、それぞれさまざまな思いがよぎるのだろう。心地よいざわめきでそれがわかる。
 そうした中、分けられた小間それぞれに写真帳がある。私たちも潮江地区のを見ようとしたが、すでに老いた先客がいた。彼は、手に取って何やらブツブツと独り言を言っている。そうしているうち、肩、背中がワナワナ小刻みに揺れ始めた。--帰ろう。私たちはそっと会場を後にした。
 でも良かったんじゃあない。41年前に連れて行ってもらって…。
 
2.思いやり運転で新年を
【岡崎富男、65歳、土佐市】
 交差点で信号待ちをしていると、信号が赤から青に変わって突然、思いついたようにウインカー(方向指示器)をつける車に出合うことがある。「えっ」と思いながらブレーキペダルに力を入れる。また、ウインカーをつけっぱなしで延々と走行「いつ車線変更をするのだろうか」と、不安にさせるドライバーも見かける。
 進路変更をする際に、方向指示器や手で合図をしない行為や、進路が終了しても合図を出し続ける行為は、道路交通法合図不履行の違反に当たる。
 前方の車がハザードランプ(非常点滅表示灯)をつけ減速、停止した。前方は、道路工事のため片側通行。その手前に設置された臨時の信号が赤になっていたのだ。そのことを後続車に伝えてくれたのである。私もハザードランプを点滅させ合図を送った。
 周りのドライバーに自分の動きを、余裕をもってきちんと伝える運転は、交通事故を未然に防ぐ思いやり運転につながるのではないだろうか。
 何かと気ぜわしい年末年始、家族だんらん、友人たちとの楽しい計画も待っていることだろう。ウインカーの正しい使い方をきちんと守り、安全運転で新しい年を迎えたいと思ったことであった。
 
3.ヘルプマーク
【川原智美、56歳、主婦、宿毛市】
 目に見えない障がいや病気をかかえている人が、困った時に助けてもらえるように、誰が見ても分かるよう、外出時にバッグ等、目立つ所に付ける、ヘルプマークというタグがあるとテレビで初めて知りました。
 ある女性は、タグを付けて電車に乗り、優先座席に座っている時、「あんた若いのに、ようそんな所に座ってられるな」と、年配の方に言われたそうです。その女性は、ヘルプマークの事が、まだあまり知られていない事に気付き、皆に知ってもらう活動をしているそうです。
 私は、小学校から高校まで、学年が変わるたびに診断書を提出し、体育の授業はほとんど見学でした。ぱっと見て分からない病気のため、嫌みを言われ、傷ついた経験があります。今でも言われる時があります。
 マークを全国に広めて、目に見えない障がいや病気をかかえていても、安心して外出できるようになればいいなと願っています。
 
4.タブレット
【田内啓子、68歳、書道塾講師、高知市】
 35年連続出品している県展の書作品を制作する時は、天井からつるしたくらいの長さの作品をタブレットで写し、筆の流れを見たりして修正を加えて仕上げます。友人や、家族、孫たちとするのは「ライン」。ネットの情報はもちろんですが、中でもニュースは随時チェックします。
 昨年、思わぬ病気を経験し、命というものに向き合った時、これからは生活の中に小さな楽しみを取り入れていこうと思いました。二つのタブレットは、惜しみなく利用することにしました。ラジコ、ヤフー天気ニュース、頭痛ーる、ユーチューブ。とても役立っています。
 特に楽しく注目しているのは、ある方の情報。若い頃から、あらゆるジャンルの音楽を聴いてきましたが、その延長線上に、今、乗っかってきたのが、なんと高知が育んだ「三山ひろしさん」。よくぞ今の時代に出て来てくださったと、感謝しています。
 彼は今、目の回るような忙しいスケジュールの中で、日本国中を飛び回り、人々に元気とぬくもり、笑顔と共に、心に染みる歌を届け、たくさんの人々を幸せにしています。
 まだまだ今は、彼の本当の意味での本物度は浸透していないかもしれませんが、そして、私の生きている間に、どれだけ彼の成長を見れるかわかりませんが、タブレットを利用して、ツイッターやブログ、ユーチューブで情報を得、楽しく応援しようと思っております。来年1月10日、リリースの新曲「いごっそ魂」は、龍馬さんをイメージした楽曲といわれています。デビュー10周年目の記念作品を楽しみにしています。

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