2017.12.23 08:00

声ひろば 2017年12月23日、土曜日

1.日本のウソ
【浜田博史、77歳、NPO法人会員、四万十町】
 某テレビ局で有名キャスターや現職大臣などが出演する番組があり、しばらく没頭して視聴しました。内容は日本の産業界に起こっている品質不正、検査不正問題などでした。核心は経営者、現場でのウソの共通認識、なれ合いです。
 経営者も現場もお互いの理由はそれぞれありましょうが、お互いに今が良ければOK。暗黙の了解です。お互いの自己保身も大きな一因でしょう。
 私は今年春からの森友、加計学園問題の国会議論を拝聴していて、現在の日本の政治、官僚機構に愛想が尽きました。あの議論の中身は、ウソで固められているのではないですか?
 国民の80%が政府の説明に納得がいかない、と世論調査には表れています。現在の政治に絶望しています。日本ではウソが通用する、自分が良ければいい、との考え方が色濃く残っているように思われます。
 これは、敗戦に導いた先の大戦の軍部、政治、国民の意識にも通用することだと思うのです。「違う」とはっきり意思表示する人が少ないのです。敗戦を経験した日本人にも歴史的に変わらない、付和雷同の共通認識が依然残っていると思うのです。
 これが、安保法制、共謀罪法制がやすやすと法律化された原因ではないですか。敵は搦(から)め手から攻めてきているのです。二度と戦争を起こさない国であるために、皆さま方の意識が大切ではないでしょうか。

2.国会議員も五台山へ
【石川務、81歳、松山市】
 私の第二の故郷は高知である。現在の天皇・皇后両陛下がご結婚された昭和34年までの4年間、高知大学で過ごした青春があるからである。
 先般、老夫婦で高知観光に出向いた。「天災は忘れた頃にやって来る」の警句で有名な「寺田寅彦記念館」や新築なった「高知城歴史博物館」を訪ね、「日本を今一度せんたくいたし申候」の坂本龍馬等偉大な先人を訪ねた後、五台山へ登った。
 頂上では、四国初の第27代内閣総理大臣、浜口雄幸の銅像に出くわすことができた。その碑文には「政治は国民道徳最高の水準たるべし」という名言が刻まれていた。
 歴史に学べば「議会での発言は国民への約束である」とか、「政治は物質面だけでなく精神面も豊かにする任務があり、そのためには政治家が襟を正さなければならない」とも言っている。
 毎回の総選挙で「文春砲」や「新潮砲」の餌食になる国会議員を選ぶ国民の反省も必要だが、国会議員も機会があれば五台山へ出向き偉大な先人「浜口雄幸先生」に拝礼し、その教えを学んでいただきたいと願う高知観光旅行であった。

3.これからも写真を
【金子道男、69歳、黒潮町】
 私は中学生の時、玩具カメラと玩具用フィルムで写真を始めました。白黒のフィルムで中学校の修学旅行の写真を撮ったのが、最初でした。
 社会人になってから出張があるたびにカメラを持って、写真を撮りました。この頃はもうカラーフィルムになりましたので、たくさん写真を撮り、カメラ屋でフィルムを写真にしてもらいました。写真ができるまで楽しみに待ちました。
 定年になって黒潮町に帰りデジタルカメラを買い、友人の勧めで全日本写真連盟の四万十支部に入会しました。会員12人ほどですが、撮った写真を月に1回持ち寄り悪い所を指摘してもらっています。色が薄いのでもう少しはっきりと写真を撮るように、などと教えてもらいました。また、背景をぼかして、自分が写したい所をはっきり撮るように教えてもらいました。
 昨年「祭り」と題して市展に出しましたら、新人賞を頂きました。選んでくれた人の講評は、少しピントが合ってないが、子供が御輿(みこし)を見ているのが、将来を見ているようで良いと言われました。新人だから、ピントはがまんしようと言われました。これからもたくさんの写真を撮りたいと思います。

4.野良猫
【和田美恵子、59歳、看護師、日高村】
 自宅庭の山茶花(さざんか)のつぼみも膨らみ冬の到来を感じるこの頃、通勤路にある貸しガレージ脇のがれきや古タイヤを積み上げた幅50センチ、奥行き1メートルほどのスペースで親子の野良猫が隠れるように暮らしている。
 日の当たる暖かな日中は親子が寄り添い日なたぼっこを楽しみ、寒い雨の日はタイヤとがれきの隙間で身を寄せ互いの体温で暖をとっている。ほほ笑ましい光景であるが切なさも感じる。
 母猫はシャムに近い雑種で、子猫は生後1カ月ほどのシャムにシマ猫がミックスされた毛並みをしている。親子共に骨格が浮き出ており、毛質に輝きがなく、栄養状態の悪さが見て取れる。
 しかし子猫は見る物全てが珍しく興味がある様子で、ウロチョロ、ピョンピョン少しもじっとしていない。母猫はそんな無邪気な子猫が心配で仕方ない様子で、自分から少しでも離れようとすると「ニャーニャー」と甲高い鳴き声を上げながら前足で子猫の体を自分に引き寄せる動作を繰り返している。何ともいじらしい情景である。わが子を守り一生懸命育てている。
 親が子を思う心は猫も人間も同じだ。これから訪れる過酷な季節を親子そろって元気で乗り越えてもらいたいと願わずいられない。

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