2017.12.23 08:00

小社会 日本人初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士が、終戦…

 日本人初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士が、終戦前後に書き残していた日記を京都大が公開した。原爆研究に携わっていたことが本人の記述で初めて裏付けられた第一級の資料という。

 湯川さんは戦後、著名な学者11人で、核戦争による人類滅亡の危機を訴える「ラッセル・アインシュタイン宣言」を発表。科学者の国際組織「パグウォッシュ会議」の創設に関わった。亡くなるまで平和運動に心血を注いだ。

 広島に原爆が投下された翌日の1945年8月7日の日記の記述。「(新聞社から)広島の新型爆弾に関し原子爆弾の解説を求められたが断る」。淡々とした記述が、湯川さんの苦悩と反省の深さを物語っているようだ。

 湯川さん夫妻が48年に渡米し研究所に滞在中、アインシュタインが訪ねてきた。彼は「罪もない日本人を原爆で殺傷して申し訳ない」と話し、涙ぐんでわびたという。日記の記述ではないが、ここにも戦争に対するやり場のない悲しみと、科学者の良心がある。

 今また北朝鮮が核・ミサイル開発に血道をあげ、米国は武力行使をちらつかせて脅している。日本も米国から高額な防衛装備品を買わされ、学術界も軍事研究に巻き込もうとする政府の圧力にさらされている。「軍学共同」の危機だ。

 湯川さんの日記は、平和運動に熱心に取り組む原点を示したという点で大きな価値がある。問題はその遺言を世界の指導者がどう聞くかだ。


12月23日のこよみ。
旧暦の11月6日に当たります。きのえ さる 三碧 仏滅。
日の出は7時07分、日の入りは17時03分。
月の出は10時23分、月の入りは21時26分、月齢は4.9です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で2時27分、潮位16センチと、14時52分、潮位79センチです。
満潮は9時13分、潮位156センチと、20時21分、潮位148センチです。

12月24日のこよみ。
旧暦の11月7日に当たります。きのと とり 四緑 大安。
日の出は7時07分、日の入りは17時03分。
月の出は10時59分、月の入りは22時22分、月齢は5.9です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で3時03分、潮位25センチと、15時40分、潮位80センチです。
満潮は9時53分、潮位151センチと、21時06分、潮位138センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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