2017.12.16 08:20

高知のまんが甲子園を目指せ! 栃木県で模擬大会10校参加

まんが甲子園の雰囲気を体験した栃木県の高校生 (15日午後、宇都宮市上戸祭の文星芸術大学)
まんが甲子園の雰囲気を体験した栃木県の高校生 (15日午後、宇都宮市上戸祭の文星芸術大学)
 8月に高知市で開かれる「まんが甲子園」の入賞常連県、栃木県の宇都宮市で12月15日、本番さながらの「ミニミニまんが甲子園」が初めて開かれた。見る人を引きつける漫画の“法則”を県全体で共有し、さらにレベルアップするのが目的。次の夏の優勝を狙って、強豪県のペン児たちがしのぎを削った。

 栃木県は例年10校以上が予選に応募しており、2017年夏の大会では高知県勢と同数の4校が本選に進んだ。これまでに3位以上を全国最多の10回獲得している。

 強さの背景には、栃木県内の高校で約20年間、指導に携わってきた元教員で造形作家の青木世一さん(63)の存在がある。青木さんは、まんが甲子園の優秀作品のネタや表現方法を分析し、パターンを独自に系統化。“理詰め”の指導で、赴任先の高校を最優秀に3回、2位に1回、3位に3回導いた。

 2016年夏の本番前には、栃木県全体の漫画力向上を目指し、高校生にアイデアの出し方などを講義する「まんが甲子園講習会」を開催。好評だったため、より本格的に本選を疑似体験できる「ミニミニまんが甲子園」を賛同する教員らと企画した。

 栃木県高等学校文化連盟商業デザイン部会が開いたこの日の大会には、10高校から56人が16チームに分かれて参加。事前に発表されていたテーマ「学校の〇〇」について、3時間半の制限時間で作画した。

 2016年、高知県の本選に出場した小山西高校2年の舘野安依理さんは「緊張感が本番みたい。他の学校の様子も分かるし、自分たちだけの練習よりも参考になる」と笑顔。青木さんは「講習会で教えた“法則”を自分たちに合った形で応用している学校もあった。こういう機会は大事だと思います」と話していた。16日には作品の講評や講習会を行う。

 他の都道府県への刺激にもなりそうで、高知県まんが王国土佐推進課の佐藤まゆみ課長は「まんが甲子園のレベルアップにもつながる。大変ありがたい取り組みです」と話している。

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カテゴリー: 文化・芸能まんが甲子園まんが


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