2017.12.10 08:20

ミャンマーの自然や文化知って 高知県立牧野植物園で企画展

再現した竹製民家の前で「ミャンマーは人と自然の距離が近い」と話す藤川和美さん(高知市の県立牧野植物園)
再現した竹製民家の前で「ミャンマーは人と自然の距離が近い」と話す藤川和美さん(高知市の県立牧野植物園)
 日本ではあまり知られていないミャンマーの豊かな自然や文化を知ってもらおうと、高知市五台山の県立牧野植物園で9日、企画展「ミャンマー大紀行 碧(あお)き回廊をゆく」が始まった。来年5月6日まで。

 ミャンマーでは英国から1948年に独立後、本格的な植物調査が行われていなかった。同園は2000年から同国林業省(現在は天然資源・環境保全省)と共同で植物調査を行っており、同国の植物に関しては世界でも有数の2万6千点以上の標本を収集。自然保全の啓発やコンニャクイモなどの栽培指導にも関わってきた。

 展示では、熱帯のマングローブ林、竹やチークが育つ落葉樹林、高原地帯など同国内の植物や環境の多様性を紹介。標本を挟む板や乾燥機など調査隊が使う道具も並ぶ。竹やヤシの葉を使った民家、生薬や植物由来の食品などを売る市場も再現しており、現地の雰囲気を楽しめる。

 藤川和美・植物研究課長(47)は「ミャンマーは豊かな自然が残っているが、まだ分かっていないことも多く、今後は開発などで自然環境が変わっていく可能性もある。保全のためにも今後も調査研究を続けたい」と話している。

 10日午前10時からは写真随筆家の大西信吾さん、同国天然資源・環境保全省のタン・シンさんによる同国の自然や民俗植物学の研究に関する講演が行われる。定員80人で参加無料(別途入園料は必要。大学生以上720円、高校生以下無料)。

カテゴリー: 文化・芸能高知中央


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