2017.12.04 08:25

独特の色彩で魅了 高知県芸西村の筒井美術館20周年特別展

故・筒井広道さんの代表作が並ぶ特別企画展(芸西村和食甲の筒井美術館)
故・筒井広道さんの代表作が並ぶ特別企画展(芸西村和食甲の筒井美術館)
 高知県安芸郡芸西村出身の洋画家、故・筒井広道さんの主要作品を収蔵、展示している同村和食甲の筒井美術館が開館20周年を迎え、記念の特別展が開かれている。独特の色彩で人々を描いた代表作のほか、画家を志した若き日のデッサン画など53点が展示されている。来年1月28日まで。月曜と年末年始は休館。

10代のころに描いた自画像なども展示されている(芸西村和食甲の筒井美術館)
10代のころに描いた自画像なども展示されている(芸西村和食甲の筒井美術館)
 筒井さんは1912年生まれで、旧制安芸中(現安芸高校)から東京美術学校(現東京芸術大学)へ進み、油絵を学んだ。日展特選を受賞するなど活躍し、高知大学教育学部教授として多くの後進を育成。県展理事長なども務め、2008年に96歳で亡くなった。

 同美術館は1996年、役場敷地内の村文化資料館の2階を改装して開館。筒井さんの作品57点を収蔵する。

 特別展では、独特の赤茶色を背景に、裸体の人々が集う姿や若い漁師たちを描いた一連の代表作が並ぶ。10代のころに描きためた自画像や人物画、荷馬車のデッサン画など、高知市の自宅に保管されていた21点が初公開されている。

 2日には筒井さんの長女、永吉路子さん(70)=横浜市=が来館し、「画家を志したころの絵をはじめ、さまざまな色使い、画風を試した父の絵の変遷が分かり、興味深かった」と感慨深げに鑑賞していた。

カテゴリー: 文化・芸能安芸

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