2016.04.08 08:39

高知の郷土料理250食を紹介「土佐の味ふるさとの台所」が復刊

復刊された名著「ふるさとの台所」。写真は白黒(上部)からカラーになり、よりおいしそうに
復刊された名著「ふるさとの台所」。写真は白黒(上部)からカラーになり、よりおいしそうに
 高知県内旧53市町村の郷土料理250食を紹介した「土佐の味 ふるさとの台所」が約30年ぶりにカラー版として復刊されることになった。初版は1987年で人気を集め、増刷を重ねて約1万3千冊を売り上げるベストセラーとなった。現在は入手困難となっていることから、復刊を強く望む声に応えた新装版として20日に刊行される。

 農漁村の女性らによる高知県生活改善協会と高知県職員の生活改良普及員(いずれも旧)が3年がかりで調査し、香美市のデザイナー・梅原真さんも同行して取材や構成を手掛けた。

 高知県の多様で豊かな自然が育んだ野菜、山菜、海草、魚介を食材とする地域ならではの食べ方を網羅。西土佐村「つがに飯」、中村市「ごりの佃煮」、佐川町「塩納豆」、東洋町「たちうおのかいさまずし」、ヒメイチのからし煮は3市町のレシピが掲載されている。

 新装版は地域の魅力発掘に携わる会社「わらびの」(香美市)の畠中智子代表が「復刻を熱望する会」を組織して編集され、4千部を発行する。デザインや内容はほぼそのまま。梅原さんが写真を大切に保管していたため、モノクロだった写真をカラーに差し替えた。

 畠中さんは「ボロボロになるまで使ってほしい。それが30年前、本に携わった人々の思い。教育や観光にも生かしてほしい」と話している。

 金高堂本店などで販売する。2160円。収益は本のウェブ版や観光メニューの開発など次の展開に充てるという。

カテゴリー: 社会主要


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