2017.11.12 08:30

高知Uが初勝利 サッカー地域CL TIAMOに2―1

【FC TIAMO枚方―高知ユナイテッドSC】後半10分、高知U田口からのラストパスを左足で流し込み、先制点を挙げる菅原(11)(兵庫県の五色台運動公園)
【FC TIAMO枚方―高知ユナイテッドSC】後半10分、高知U田口からのラストパスを左足で流し込み、先制点を挙げる菅原(11)(兵庫県の五色台運動公園)
 サッカーのJFL入りを懸けた全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)第2日は11日、兵庫県洲本市の五色台運動公園などで1次ラウンドの第2戦6試合を行い、予選B組の高知ユナイテッドSC(四国リーグ1位)は、FC TIAMO枚方(全国社会人選手権4位)を2―1で下し、大会初勝利を挙げた。同組のもう1試合は、アミティエSC京都(関西リーグ1位)が三菱自動車水島FC(中国リーグ1位)に3―1で勝った。
 
 高知Uは、立ち上がりからDF陣が高い位置からプレスをかけて相手を自由にさせなかった。攻撃では、長短のパス回しでボールを保持し、多くの時間で主導権を握ると、0―0の後半10分、MF田口のラストパスをFW菅原がワンタッチで合わせてチームの大会初ゴール。同26分には、FW前原からパスを受けたMF中林がドリブルシュートを決め、2―0と差を広げた。
 
最終日にドラマを
 試合前、「昨日は不発だったからなあ…」とつぶやいていた男がやってくれた。センターフォワード菅原。押しまくった前半を0―0で終え、迎えた後半10分。「田口からのパスが絶妙。絶対に決めないと駄目じゃないですか。正直、今までで一番打ちたくなかった」と苦笑いしながらも、「1年間、練習してきた」というホットラインで、チーム初得点をもぎとった。
 
 右サイドを破って追加点を挙げた中林も「1年間の積み重ねが出せた」とかみしめる。形は得意のドリブルシュートだったが、「パスを挟むから、ドリブルが生きた」。チーム加入当初は「ドリブルのことしか頭になかった」のが、大谷監督から「ボールを持っていない時の動きや簡単にさばく状況」をたたき込まれ、変わった。このゴールは成長の証しだ。
 
 チーム全体もそうだ。全員が献身的に走り、高い位置からのプレスで相手にロングボールを蹴らせ、セカンドボールを拾う。サイドチェンジを交えた幅広い攻撃は、まさしく積み重ねてきたサッカーだ。
 
 中でも、相手のストロングポイントである右からの攻撃をつぶすため、普段とは逆のサイドに入ったDF塚本は、圧倒的な寄せの速さで中林と共に相手キーマンを完全に封じた。それどころか、驚異的な運動量でタッチライン際のアップダウンを繰り返し、攻撃の起点をつくり続けた。
 
 そして、普段はリザーブに回ることの多い中でCBに入った加藤が、このしびれる試合で違和感ない動きを見せた。公式戦でさえ、「地域CLのために」とさまざまな選手を試し続けた大谷監督のチームづくりが結実したということだろう。
 
 さあ、1勝1敗。菅原は「次のステップにつなげることができた。あとはもう…やるしかない」と気合十分に話し、昇格経験のある山内は「3日目にドラマがあるんですよね」。何かが起きそうな雰囲気はある。
 

1次R突破 90分勝ち必要
 高知UのB組は第2日を終え、2勝で勝ち点6のアミティエが首位。1勝1敗の勝ち点3で枚方と高知Uが続き、4位は2敗で三菱水島となっている。最終日のカードは「高知U―三菱水島」(午前10時45分)「アミティエ―枚方」(午後1時半)。
 
 高知Uが決勝ラウンドに進むためには、同組1位か、2位の3チームの中での最上位成績が必要。他組2位との比較も含めれば、三菱水島戦は、勝ち点3が得られる「90分間での勝利」が求められる。
 
 高知Uの自力1位突破はないが、枚方がアミティエに勝った場合、2勝1敗で3チームが並ぶため、得失点差の争いになる。先に試合を行う高知Uは、3点差以上で勝っておきたい。
 
 また、アミティエが勝ち、高知Uが2位の最上位争いに回った場合、C組で得点が量産されていることから、大量得点が必要になる。

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