2016.04.06 18:01

2015年度コンクール大会

城北中 連年の教育長賞 県学校新聞コン 昭和小(高知市)に高知新聞社長賞

 2015年度の「学校新聞づくりコンクール」(高知県教委主催、高知新聞社共催)の2次審査に当たるコンクール大会が2018年1月17日、高知市大津乙の高知県教育センター本館で開かれ、最優秀の教育長賞に城北中(高知市)、高知新聞社長賞に昭和小(同)が選ばれました。城北中の教育長賞受賞は2年連続。
 コンクールは県内の公立小、中、特別支援学校を対象に開催。3回目の今回は過去最多となる61校で6864点の新聞が制作され、大会には、校内審査と1次審査を突破した16作品を手掛けた児童生徒42人が参加しました。
 児童生徒は、地域の魅力や防災啓発、移住促進など、多彩なテーマで制作された作品についてそれぞれアピール。6人の審査員が、新聞の企画や構成などの作品評価に、この日の発表内容を加味して各賞を決定しました。
 教育長賞の作品「昼食新聞」は、城北中3年の篠原吉乃さん、竹崎明日歩さんの2人組「さくら日和」が作成。給食未実施の同校で、給食と弁当のどちらを望むかの生徒アンケートを行い、メリットとデメリット、保護者の意見、給食の目的など、入念に取材した内容を中立かつ多角的にまとめました。
 2人は「3日前、プレゼン用の映像がイメージ通りに完成した時に、いけると思った」「2人で一つのものを作るのは大変だけど、いろいろな見方があることも分かって良い経験になりました」と話していました。
 高知新聞社長賞の昭和小は、6年生が保護者や地域の協力を得て実施したアンケートや校区の危険箇所をチェックすることなどを通じ、減災を呼び掛けました。金賞には小学校低学年の部は岡豊小(南国市)、小学校高学年の部は大栃小(香美市)、中学校の部は大川筋中(四万十市)がそれぞれ選ばれました。
 大会では、本紙こども編集部の記者が投稿記事の書き方を手ほどきしたほか、山田高と高知農業高、小津高の新聞部員が大会の模様を伝える速報紙を制作しました。
【写真説明】賞状と副賞を笑顔で受け取る城北中の生徒(高知市大津乙の県教育センター本館) 

◆ 入 賞 作 品(クリックで拡大します)

教 育 長 賞  城北中3年「さくら日和」
<










高知新聞社長賞  昭和小(高知市)6年「昭和 減災の会」











金   賞  岡豊小3年「岡豊グルメ発見隊」










金   賞  大栃小6年「チャーテーズ!」











金   賞  大川筋中1・2年「大川筋家」











◆審査評◆
 生の声を聞いて記事を
 審査委員長 小笠原 哲司(県教育文化祭事務局長)


 コンクールも3年目になり、これまでの新聞づくりの反省などを生かした学校もあり、どれも素晴らしく優劣つけがたい作品ばかりでした。もっとこうしよう、こうしたいという思いが、どんなテーマで新聞を書くかという問題意識を高めているように感じました。
 新聞の中身では、アンケートやインタビューなど、足を使って取材を重ね、根拠を示しながら記事が書けていました。新聞社の審査員は「生の声を聞いて記事にする。これは新聞づくりの原点」と話していましたが、それができている学校がいくつもあり、心のアンテナを働かせて新聞づくりをしていることがよく分かりました。
 小学校低学年は、感じたことを素直に表し、読む人に伝わるようにと工夫していて大変良かったです。小学校高学年や中学生は、ものの見方や表現力が向上しているのが伝わってきて、自分を磨いている様子が発表からもうかがえました。
 入賞作について。2作品あった岡豊小は、どちらも立派な新聞でしたが、発表の工夫などで「土佐A級グルメ新聞」を選びました。大栃小「ウェルカム新聞」は、作品だけでなく発表でも「(移住促進は)そこに暮らす人が幸せでなければ」という言葉に聞き入りました。大川筋中は、わずか8人の全校生徒が、学校ぐるみで美しい紙面をつくり上げたことを評価しました。
 高知新聞社長賞の昭和小は、津波という地域共通の課題を取り上げ、多くの取材から何を書くか絞り、グラフを使って示すなど、「工夫」と「焦点化」ができていたことが高く評価されました。
 そして教育長賞の城北中「昼食新聞」。切々と記した紙面のタッチと、桜が舞い散るプレゼンの映像がマッチしていて、一つの世界をつくっていました。給食賛成・反対の一方に偏らず、中立の姿勢を貫こうとしたことにも感心しました。
 多くの学校で取り組まれた新聞づくり。子どもたちの思考力、判断力、表現力を育んでいくために、今後もさらに広がっていくことを願っています。(談)

カテゴリー: 学校新聞コンクールNIE


ページトップへ