2016.04.06 17:43

2014年度コンクール大会

教育長賞に城北中 県学校新聞コン 岡豊小に高知新聞社長賞

 県内の公立小・中・特別支援学校の児童生徒を対象にした「学校新聞づくりコ ンクール」大会(県教委主催、高知新聞社共催)が18日、高知市大津乙の県教育センター本館で開かれ、最優秀の教育長賞に城北中(高知市)、高知新聞社長賞に岡豊小(南国市)が選ばれました。
 コンクールは小学校低学年、同高学年、中学校の3部門で開催。2回目となる今回は県内56校(総作品数4759点)から校内審査を経た104点の応募があり、1次審査で特選14作品が選ばれていました。
 大会では、特選作を手掛けた12校14グループの児童生徒が、新聞づくりの工夫や苦労、紙面に盛り込んだメッセージなどを、写真や映像を見せながらアピール。6人の審査員が、紙面構成など作品自体の評価に児童生徒の発表内容を加味し、各賞を決定しました。
 教育長賞の城北中「私たちの未来新聞」は、3年生の小田理央さん、内浜莉那さん、岡林愛佳さん、小松愛弓さんの女子4人で作成。3年生全員を対象にしたアンケートなどを基に、どのような思いで学校生活を送ってきたか、3年間の思い出や将来の夢をつづっていました。3学期に入ってからパソコンを使って発表準備に励んできたという4人は「ほかにも立派な作品があったのでびっくり。いい思い出ができました」と笑顔で話していました。
 高知新聞社長賞の岡豊小は、3年生による「とうふ新聞」で、地元の豆腐製造工場に何度も足を運んでおいしさの秘密に迫りました。金賞には、小学校低学年の部から窪川小(四万十町)、同高学年の部から山田小(香美市)、中学校の部から鏡野中(同)が選ばれたほか、城西中(高知市)に審査員特別賞が贈られました。
 会場では、本紙連載「きんこん土佐日記」でおなじみの漫画家、村岡マサヒロさんの4こま漫画教室や、高知農業高と小津高の新聞部による大会速報紙の発行もあり、子どもたちを楽しませていました。
【写真説明】 賞状と副賞を手渡され、笑顔の城北中の生徒(高知市大津乙の県教育センター本館)

 その他の特選の個人・グループは次の通り(敬称略)
 動物好きチーム(室戸小3年)、明石柚花(山田小3年)、三浦友愛(同)、ヒストリーグループ(加茂小3年)、6年4班(田野小6年)、つながり情報局(赤岡小6年)、どちっ子(大栃小5・6年)、行川しょうが3(行川小3・4年)


◆ 入 賞 作 品(クリックで拡大します)

教 育 長 賞  城北中3年「3-2マリア」










高知新聞社長賞  岡豊小3年「豆腐博士」










金   賞  窪川小3年「しょうがの植えつけチーム」










金   賞  山田小5年「Y&T&Mチーム」










金   賞  鏡野中3年「土佐っ子」











審査員特別賞  城西中3年「チーム龍馬」











◆審査評◆
 見出し、言葉、体験を大事に
 審査委員長 丹下主教(県教育文化祭 事務局長)


 今回のコンクールには特別支援学校からの応募もあるなど、新聞づくりの広がりが感じられ、うれしく思います。大会の審査は本当に紙一重の差。特選に入った作品は、伝えたいことがこもった良い新聞ばかりでした。
 小学校低学年の作品は、学習を通じて好きになった地域のことを表現したいとの気持ちがよく伝わりました。高学年はより詳しく伝えようと、アンケートなどを行って根拠を明確に示そうとしています。新聞づくりのレベルは、昨年度と比べても確実にアップしていると感じました。
 中学校は多くの取材や調査を重ね、汗をかいて書き上げた作品が入賞しました。ただ全体の応募作では、「職場体験をした」「修学旅行に行った」など似通った作品が多く、もっと別に伝えたいことがあるのではとも思いました。
 城北中の新聞は「私たちの未来」というしっかりとしたテーマ設定と紙面構成でした。岡豊小3年生の新聞は、「とうふのひみつを伝えるんだ!」という思いが、はっきりしていました。
 金賞の窪川小は低学年らしく、取材したショウガの話を分かりやすく伝えていました。山田小の「地震対策新聞」も、地元・山田の町に根ざした新聞になっています。鏡野中の作品は、「酒」を題材にしていることに少し悩みましたが、移住を考える県外の大人に高知の魅力をPRしようとの狙いは理解できました。
 もっと悩んだのは城西中の新聞。子どもたちの手作り感を大切にしていきたいと思う一方、中学生でこれほどのものができるのかと驚きました。このため今回初めて審査員特別賞を設けました。
 今後の新聞づくりに向けては「見出し」と「言葉」をもっと考えてほしいです。この見出しで良いのか、同じ言葉や表現が繰り返されてはいないか。そして、自分自身が体験したことを書いてみる。そうすればもっと良い新聞ができるのではないでしょうか。(談)

カテゴリー: 学校新聞コンクールNIE


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