2017.11.07 08:20

キイレツチトリモチ開花 四国唯一の自生地 高知県四万十町

開花の時季を迎えた四万十町の天然記念物「キイレツチトリモチ」(同町興津)
開花の時季を迎えた四万十町の天然記念物「キイレツチトリモチ」(同町興津)
 キノコのようなツクシのような形をした珍しい寄生植物キイレツチトリモチがこのほど、四国唯一の確認地である高知県高岡郡四万十町興津で開花した。松の落ち葉の間から、小指の先ほどの白い花がにょっきり。今後、徐々に茶色に変化し、熟した柿に似た匂いを発するという。

 キイレツチトリモチは、トリモチの原料となるツチトリモチ科。トベラなどの木の根に寄生し、10~12月に花茎を出して受粉する。

 佐川町出身の牧野富太郎博士が命名し、鹿児島市の自生地は国の天然記念物に指定されている。興津では3年前に発見され、今年7月に町の天然記念物に。個体の種は県立牧野植物園(高知市)でも栽培されている。

 4日には町観光協会が観察会を開催。参加者は自生地を管理する発見者の伴ノ内珠喜さん(48)から「タヌキの溜糞場(ためふんば)の周辺に出ます」などの説明を受け、思い思いに写真に収めていた。

 土佐市から参加した女性(47)は「お菓子のようでかわいい。興津で生える理由も知りたいです」と話していた。興津では新しい自生地も見つかっており、同園が調査を予定している。

カテゴリー: 環境・科学高幡


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