2017.10.23 08:20

[2017衆院選] 比例四国 福井さん、石田さん、武内さん

 自民の牙城崩し、世代交代―。衆院選は22日投開票され、比例四国は、反与党の追い風を受けた立憲民主党の武内則男さんが当選確実。自民党の福井照さんが7選、公明党の石田祝稔さんが8選を確実にした。

7選を決め、満面の笑みを浮かべる福井照さん(高知市升形)
7選を決め、満面の笑みを浮かべる福井照さん(高知市升形)
福井さん 高知の強み生かす
 自民党の福井照さん(63)は、午後8時の開票開始後すぐに当選確実の報を受け、高知市升形の党県連事務所で桑名龍吾幹事長とがっちり握手。万歳三唱した後、「自民、公明で議席が過半数を取れるという予想にほっとした」と頬を緩めた。

 自民と非自民の接戦が予想された2区を中心に応援に回り、「教育費の負担軽減、憲法への自衛隊明記」を訴えた。「私としては9条は変えない。土佐では戦争は二度としない、という思いが強い」

 建設官僚から転身し7期目へ。これまで国土強靱(きょうじん)化など政府の政策の中心を担ってきた自負がある。「ローカルアベノミクスはまだ始まっていない。高知の強みが生かされる施策を進める」と訴えた。


8選を決め党職員と握手する石田祝稔さん(東京都新宿区の公明党本部)
8選を決め党職員と握手する石田祝稔さん(東京都新宿区の公明党本部)
石田さん 農業者に寄り添う
 公明党の政調会長、石田祝稔さん(66)は比例四国の議席を守り抜き、通算8度目の当選。都内の党本部で当確の一報を聞き、「また初心に帰って、しっかりと古里や日本のために働きたい」と決意を新たにした。

 新党への「風」を警戒しながら、政調会長として全国各地を応援演説で駆け回った。高知では街頭に立てなかったが、愛媛や香川の激戦区では「スローガンではなく、具体的な政策で選んでほしい」と自公連立政権による政治の安定を訴えた。

 8期目の抱負は「農業者の流した汗が報われる政治を」。与党大勝の情勢には「より重い責任がある。なお謙虚に、丁寧な議論と、結論に至る過程に国民の理解を得ていく」と表情を引き締めた。


当確の一報に支持者と喜ぶ武内則男さん(高知市本町4丁目)
当確の一報に支持者と喜ぶ武内則男さん(高知市本町4丁目)
武内さん 立民の風 四国でも
 立憲民主党への風は四国でも吹いた。比例単独で戦った武内則男さん(59)が議席を獲得。2007年、旧民主党公認で参院高知選挙区を勝ち、1期6年務めて以来4年ぶりに国政復帰を果たした。

 民進党の分裂劇の中、以前の同僚の要請で出馬を決めたのは公示日のわずか6日前。その時点では勝算も何もない。「立憲民主の旗で戦えることが、ただ、うれしかった」

 その旗は、自分以外も求めていた。激励が相次ぎ、四国内の労組の仲間がすぐ態勢を整えた。選挙戦では「筋を通す党」「まっとうな政治」をアピール。「振られる手の数も勢いも違った」。右肩上がりの反応に、手応えは膨らんでいた。

 07年は劣勢予想の中、追い風で勝利し、今回も電撃出馬で結果を得た。“持ってる”との周囲の評に「チャンスを頂いている。だからこそ責任を感じる」と口元を締める。

 高知市本町4丁目の事務所。武内さんは松山市の開票延期を理由に、あいさつは支持者へのねぎらいにとどめたが、「則男さん、やったね!」。労組の後輩から大きな声が飛んだ。

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