2017.10.13 14:15

高知海洋高校の実習生9人は洋上投票できず

 米ハワイ沖などで実習中の愛媛県立宇和島水産高の実習船「えひめ丸」の実習生が12日、船内からファクスで投票する「洋上投票」をした。昨年12月の公選法改正で、洋上投票の対象が船長らから水産高校の実習生にまで拡大され可能になった。総務省によると、今回の衆院選が、適用される初の国政選挙となった。

 愛媛県教育委員会などによると、えひめ丸は9月7日から11月5日まで実習予定で、実習生28人のうち8人が対象。12日午後、ハワイ沖から日本へ向かう途中、8人全員が投票を終えた。

 高知海洋高校(土佐市宇佐町)も9月4日から11月6日までの予定で、実習船「土佐海援丸」による実習航海をしており、生徒9人が洋上投票の対象になるが、洋上投票に必要な選挙人名簿登録の手続きをしていないため投票できない。

 高知海洋高校は出航前に、名簿登録について生徒に説明はしていたが、その頃はまだ衆院選は決まっておらず、手続きをするまでには至らなかったという。ただ、宇和島水産高が「もしかしたら選挙があるかも」と対応していたことも踏まえ、高知海洋高の竹中治人教頭は「今後の検討課題にしたい」と話していた。

 改正前は法律上、洋上投票が可能なのは船長や航海士ら「船員」と規定されていた。国政選挙で初めて18歳選挙権が実施された昨年7月の参院選で、18歳以上の実習生は選挙権を持つのに洋上投票ができず、制度改正を求める声を受けて法改正が実現した。

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カテゴリー: 2017衆院選 選管選挙・政治


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