2008.02.05 08:43
漁の詩 高知の漁業最前線(22) 第3部(1)黒潮の狩人は今…
第123佐賀明神丸に同乗したのは2008年七月。航海日数は八日、航行距離は約二千八百キロに及んだ。
このわずかな経験を基に、現場の全体像を紹介できるとは思っていない。だが一本釣りという産業の取材を重ねるうちに、見えてきたものもある。
伝統漁法を支える男たちの技術と意地、効率に勝る網漁法との確執、世界的な魚の争奪戦、カツオ資源の現状、日本の水産行政の矛盾…。
連載第三、四部ではカツオと私たちを取り巻く現況を報告する。…